• 新興国投資において、先進国技能・技術の現地化は見るべきカギのひとつ
  • 中所得の罠を乗り越えるには、民間経済のパワーと政府の政策能力が必要
  • 先進国資本を上手に受け入れる国や、適切な政策を選べる国に注目

新興国投資において、先進国技能・技術の現地化は見るべきカギのひとつ

新興国に投資する場合、中程度(ある程度の投資可能な市場)に発展してきた国々の中で、将来、高所得国になれるのか、中所得国のままのか、を見極めることが重要だ。その分水嶺は、単に安価な労働力ということで先進国の生産拠点となった段階から、自らの創造性を高めて技能や技術を現地化できる段階に進むことができるかにある。