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経済は生き物だと言われます。 それは「経済循環」と云う言葉に代表されるようにリズムを持って存在していることから理解することが出来ます。 これを我々人間の身体で考えてみますと、「血液の循環」がまずあげられます。 動脈と静脈と云う役割の違う存在が一対となって初めて循環と云う機能が発揮されているわけです。この動脈・静脈のイメージを持って思考を捉えてみたいと思います。
8月の終わりに総選挙が行われますが、どうも我々日本人の思考は局面局面において一方向になりがちであるように思えます。 『複眼の思考』などと云う言葉もありましたが、イメージが見えず、分かったような分からないような…で、具体的にどのように思考すればよいのか掴めません。 しかし、思考を動脈・静脈と分けて考えてみると…捉えやすくなるように思います。
日本株の長期的な上昇のためには日本経済・日本企業の成長は不可欠です。 では、どのようにそれを実現するのか。 「規制緩和・自由化がその答えだ!」と云うものが4年前の総選挙のときにクローズアップされた思考であったと思います。 「規制緩和・自由化」と云うものは動脈の思考と考えることができます。 規制を無くし新たな参加者や新たな活動を活発化させる。正に「血を送り込む」というイメージがピッタリとします。 そこに静脈の思考も同時に行いそれも政策の一対として考えていたら…? 規制緩和・自由化をすれば結果として成長がやってくる。と云う動脈思考だけでなく「静脈とすればどのような思考を伴っていなければならないか…」と考えてみるのです。
既得権益を失ったり、急激な競争に耐えられなくて脱落してしまう組織や人達が必ず現れてきます。その人達への衝撃を和らげる緩衝材を用意して「血が流れやすくする」ことが「静脈の思考」として出てくる筈です。 つまり、動脈・静脈の思考とは「循環を常に考えた思考」と云うことになります。
今回の総選挙のマニフェストには、ほとんど全ての項目が「静脈の思考」から出ていると思われます。しかし、経済と云う生き物を成長させる最低限必要なことは血液の循環の維持であることを忘れてはならないのです。 「動脈の思考として今このように考える」と云うことが不可欠のはずです。
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