近年の日本株式市場では、投資判断の際に、株式の「配当利回り」が注目される傾向にあります。これは、①好調な業績に加え、株主重視の姿勢が求められる中、増配などの積極的な株主還元を行なう企業が増えたこと、②国債利回りが低下する一方で、株価の下落や配当の増加などにより、株式の配当利回りは緩やかに上昇し、国債利回りを上回る水準で推移していること、などが要因になっているとみられます。中でも、高配当利回り銘柄に対する投資家の期待は年々高まっています。

日本では、高配当利回り銘柄と言えば、事業が比較的安定している公益企業の株式を指す状況が長らく続いてきましたが、最近では、上記①などを背景に、高配当利回り銘柄の顔ぶれに、日本を代表する優良企業が多く見られるようになりました。こうした銘柄への投資は、比較的安定した配当収入の確保と中長期的な値上がりを期待できると考えられます。加えて、高配当利回り銘柄は、配当の高さが株価の下落を緩和させる傾向がみられるなど、一般に下値抵抗力があるといわれており、株式配当利回りが国債利回りを上回る状況が続くなど、配当利回りからの観点から株式の割安感が強まる中、その魅力が高まっているとみられます。
こうした高配当利回り銘柄を選別して投資することも可能ですが、「東証配当フォーカス100指数※」への連動をめざす「ETF(上場投資信託)」に注目してはいかがでしょうか。同ETFを活用することで、比較的少ない金額で、高配当利回り銘柄へのパッケージ投資をすることが可能となります。

※「東証配当フォーカス100指数」は、時価総額および予想配当利回りに着目して選定された100銘柄(株式90 銘柄、REIT10銘柄) を対象とする指数です。

株式の配当利回りと長期国債利回りの推移

上記指数への連動を目的としたETF銘柄例
ETF(愛称)
(銘柄コード)
対象指数 売買単価
(2011年5月12日終値)
売買単位 最低投資金額(概算)
上場高配当
(1698)
東証配当フォーカス100指数 968円 10口 9,680円

*最低投資金額(概算)は、2011年5月12日終値×最低売買単位。手数料などの費用は含みません。

(信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成)

※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。