東証REIT指数のパフォーマンスは、2017年の対TOPIX(東証株価指数)超過リターンはマイナスだったものの、2018年1-3月期の同超過リターンは+7.1%とプラスに転じました。J-REITの主な買い手である海外投資家の売買動向は、2018年2月末時点で、2017年10-12月期の買い越し額を既に上回る、約656 億円の買い越しとなっています。J-REITは、昨年まで軟調に推移したことでバリュエーション面での割安感が強まっていることなどから、海外投資家の買いが増加したと思われます。

2018年の主要株式市場は、米国の利上げペースの加速観測や米中貿易摩擦を巡る懸念の高まりなどを背景に、ボラティリティ(変動)が高まる展開となっています。これはJ-REIT市場にとってもマイナス要因ですが、足元のJ-REIT市場は、低い空室率や上昇傾向にある賃料など堅調なファンダメンタルズが続いています。また、日本は金融緩和政策による低金利の継続が見込まれており、J-REITの相対的に高い分配金利回りは、国債に比べて投資家に選好されやすいと考えられます。さらに、円高の進行により輸出企業の業績が影響を受ける日本株式に比べ、保有物件がほぼ国内不動産物件であるJ-REITは、概ね安定した収益が期待されます。

このような環境下、海外投資家によるJ-REITの買い越し基調をきっかけとした需給環境の改善が進めば、 J-REIT市場の回復が期待されます。J-REITへの投資には、「東証REIT指数」への連動をめざす「ETF(上場投資信託)」の活用をご検討されてはいかがでしょうか。

東証REIT指数とTOPIXの四半期リターン/日米のREIT分配金利回りと10年国債利回り

「東証REIT指数」に連動する投資成果をめざすETF: 上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)隔月分配型
愛称 上場Jリート
銘柄コード 1345
対象指数 東証REIT指数
売買単価(2018年4月13日終値) 1,712円
上場市場 東京証券取引所
売買単位 100口
最低投資金額(概算)* 171,200円

* 最低投資金額(概算)は、2018年4月13日終値×最低売買単位。手数料などの費用は含みません。

※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。