日本を代表する株価指数の一つであるTOPIX(東証株価指数)は、東京証券取引所第1部(以下、東証1部) に上場する全ての日本企業の時価総額を対象とした指数です。このTOPIXを構成する企業を、時価総額と流動性に応じて規模別に分類し、算出されたものが規模別株価指数であり、「大型株」「中型株」「小型株」の3つで構成されています。
時価総額や流動性の大きい「大型株」には、日本を代表する大企業が多く、規模の大きさや流動性の高さなどを背景に、金融機関や外国人投資家などが大型株を多く保有しています。また、「大型株」は、相場全体が上昇する局面で買われやすい傾向にあるようです。一方、「中型株」や「小型株」に分類される企業は、「大型株」に比べると、相対的な経営基盤の脆弱さなどにより、業績が大きく変動するリスクがありますが、独自のビジネスモデルで高成長を遂げている企業などもあります。一般に、「中型株」や「小型株」の値動きは上にも下にも大きくなりやすく、また、相場全体の動きとは反対の動きをする場合もあります。

相場全体の動きをあらわすTOPIXはもちろんのこと、このようにそれぞれに特徴のある規模別株価指数は、株式投資を行なう上で大変注目されています。今後の相場の先行きを考えながら、規模別株価指数への連動を目的としたETF(上場投資信託)を活用し、「大型株」や「中型株」、「小型株」への選別投資を検討されてはいかがでしょうか。

東証規模別(大型株・中型株・小型株)株価指数の推移 / ご参考<規模別株価指数の分類>

規模別株価指数への連動を目的としたETF銘柄例
ETF(愛称)
(銘柄コード)
対象指数 売買単価
(2011年6月2日(注)終値)
売買単位 最低投資金額(概算)
上場大型
(1316)
TOPIX100 588円 10口単位 5,880円
上場中型
(1317)
TOPIX Mid400 877円 10口単位 8,770円
上場小型
(1318)
TOPIX Small 900円 10口単位 9,000円

*最低投資金額(概算)は、2011年6月2日(注)終値×最低売買単位。手数料などの費用は含みません。
(注)上場大型の終値は2011年6月1日

(信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成)

※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。