今年7月から9月にかけて、米国株式市場は、欧州の債務問題や米国景気の減速に対する懸念の拡大などを背景に、軟調な展開となりましたが、米国企業の決算発表からは、この間、企業が着実に収益を稼ぎ出していたことがうかがえます。
米主要企業(S&P500指数採用企業)の2011年7-9月期の純利益は前年同期比+15.7%(Bloomberg調査、2011年11月9日現在)となり、2009年10-12月期から8四半期連続の増益となりました。新興国の需要の伸びや資源高などが寄与したとみられています。2011年10-12月期の業績は、先進国を中心に世界の景気減速傾向や欧州の債務問題などによる影響から、増益ペースはやや鈍化する見通しですが、新興国の需要などを背景に業績は底堅く推移するとみられています。

米国株式市場は足元において、不安定な推移となっていますが、このような堅調な企業業績を背景に株価の割安感が強まっていることや、好調な業績などによる余剰資金の活用により、米国企業は株主価値の向上を目的とした積極的な自社株買いを行なっていることなどが、株価の下支えとなると期待されます。

こうした米国株式への投資にあたっては、「S&P500指数」への連動を目的としたETF(上場投資信託)をご検討されてはいかがでしょうか。同ETFを活用すると、比較的少額な資金で、米国株式を代表する企業群に分散投資が可能となります。

米主要企業の2011年7-9月期の増益率(業種別) / S&P500指数と同指数の予想1株当たり利益の推移

円換算したS&P500指数への連動を目的としたETF:「上場インデックスファンド米国株式(S&P500)」
ETF(愛称)
(銘柄コード)
対象指数 売買単価
(2011年11月10日終値)
売買単位 最低投資金額(概算)
上場S&P500米国株
(1547)
S&P500指数 1,025円 10口単位 10,250円

*最低投資金額(概算)は、2011年11月10日終値×最低売買単位。手数料などの費用は含みません。

(信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成)

※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。