先頃、三鬼商事がまとめた2014年2月の東京都心5区のオフィス空室率(2月末時点)は、前月末比0.17ポイント低下の7.01%となり、2009年5月(6.96%)以来、4年9ヵ月ぶりの低い水準となりました。景気回復による企業収益の改善を受けてオフィス需要が拡大していることが要因となっており、3月には空室率が一段と低下する可能性が高まっています。

また、同地区のオフィス平均募集賃料は、これまで同様に新築ビルの上昇が全体を牽引し、前月比で微増となりましたが、既存ビルの賃料が10ヵ月ぶりに前月比で上昇するなど下げ止まりの兆候を見せ始めました。もともと空室率は賃料に先行して動く傾向があることや、空室率の低下には将来の賃料の上昇を睨み、企業がオフィス移転を一段と増加させている影響があることなどを踏まえると、オフィス賃料の上昇は今年半ば頃にも本格化していくと考えられます。こうした着実なオフィス市況の改善は、オフィスビルへの投資割合が多いJリートの収益向上に対する期待を高める要因として注目されます。既に優良なオフィス物件の成約賃料が上昇していますが、賃料改善の裾野が拡がっていくことは、Jリート価格の一層の押し上げにつながる可能性が考えられ、 Jリート市場の追い風になると期待されます。

Jリート市場への投資には、東京証券取引所に上場する全リートを対象とした「東証REIT指数」への連動を目的とした「ETF(上場投資信託)」への投資をご検討されてはいかがでしょうか。 「ETF(上場投資信託)」を活用すれば、 Jリート市場に幅広く分散投資することが可能となります。

低下傾向が続くオフィスの空室率 / 上昇が期待されるオフィスの賃料

(三鬼商事および信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成)

「東証REIT指数」に連動する投資成果をめざすETF:上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)隔月分配型
ETF(愛称)
(銘柄コード)
対象指数 売買単価
(2014年3月11日終値)
上場市場 売買単位 最低投資金額(概算)
上場Jリート
(1345)
東証REIT指数 1,497円 東京証券取引所 100口 149,700円

* 最低投資金額(概算)は、2014年3月11日終値×最低売買単位。手数料などの費用は含みません。

※上記は過去のものおよび予想であり、将来の運用成果等を約束するものではありません。