ブラジル中央銀行は3月7日、予想を上回る0.75%の利下げを実施し、政策金利であるSELICターゲットレートを9.75%としました。ジルマ・ルセフ大統領は、同中銀の政策が「ブラジル経済の再活性化だけでなく、内外金利差を利用した裁定取引の減少を目標」にしていると述べています。また、ブラジルの政府当局は、3月12日に金融取引税(IOF)の課税対象を満期が5年の債券まで拡大させましたが、実は直前の3月1日にも、課税対象を2年物までから3年物まで広げたばかりです。こうした動きが足もとで通貨レアルの重しになっていることから、政府当局が内需よりも外需をターゲットにしている場合は追加利下げが実施される可能性があります。
(2012年3月19日作成)