足元の景気見通しの不安定さに、国内における政治リスクの高まりが加わり、ここ数週間、通貨フォリントのボラティリティが通常よりも高まっています。11月のムーディーズ・インベスターズの格下げに続き、S&Pもハンガリーを投資適格未満へ引き下げることも市場は予想していたため、為替リスクが一段と高まり、通貨フォリントは他のすべての主要通貨に対し大幅に下落しました。それを受け、フォリント安の進行を防ぎインフレ見通しを改善させるため、ハンガリー中央銀行は12月20日に開催された直近の金融政策委員会において、政策金利を6.5%から50bps引き上げ7.0%にすることを決定しました。またリスク認識とインフレ見通しが短期間のうちに著しく悪化する場合は、追加利上げが必要な可能性があると述べています。
(2012年1月19日作成)