長期投資だからこそ必要な「未来志向」の投資コンセプト
ファンドのポイント
現在進行中だからこそ、最先端のイノベーションを見極めたい
コロナ禍での「非接触ニーズ」を背景に拡大したデジタル化の流れ。これまで「リアル」前提と考えられていたコトやサービスが「オンライン上」でも受け入れられるようになりました。今までと同様もしくはそれ以上の利便性をもたらすデジタルの利用は、恒常的なものとして私たちの生活に定着しつつあり、それは後戻りすることはありません。
現在進行中の大潮流の最中にいるからこそ、デジタル分野に特化したイノベーション投資においては、各テクノロジーの将来性や進展、そして成長機会を見極めて投資していくことが非常に重要となります。
当ファンドは、拡大が見込まれるDX(デジタル・トランスフォーメーション)関連企業のなかでも、特に“非接触”ニーズのもとで飛躍的な成長が期待される企業を、破壊的イノベーション専門運用集団ARKの視点で厳選していきます*。
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*アーク・インベストメント・マネジメント・エルエルシー(アーク社)からの助言をもとに、日興アセットマネジメント アメリカズ・インクがポートフォリオを構築します。
当ファンドのコンセプト
デジタルを通じた新しい価値観により、オンラインショッピングの在り方も変化
eコマースの分野では既存のデジタルプラットフォームを活用したさまざまな形態が生まれています。SNSなどのソーシャルメディアで商品の魅力を伝えるソーシャルコマースやライブコマースは新しい事業形態のひとつです。
スマホ等のモバイル端末の普及やフィンテック技術の進展を背景に、eコマースは、2023年から2027年にかけて、年平均で約9%の成長が見込まれており、2027年には世界の小売市場全体の1/4程度を占めると予想されています。
この他、通信販売を行なう企業に対してwebサイトの構築や購買・決済システムを提供する企業など、幅広い分野でデジタル関連企業が活躍の場を拡げています。
拡大するストリーミング・メディア市場
好きな時に好きなタイトルを自由に楽しむことができるストリーミング(ネット配信)サービス。ユーザーへ多くのコンテンツが提供できるほか、AI(人工知能)やアルゴリズムの活用で個人の嗜好に合わせた「レコメンド(おすすめ)」機能などがユーザーを惹きつけています。
多チャンネル文化の米国では、ケーブルテレビなどの有料TVサービスから、ストリーミングサービスへの移行が進んでおり、ストリーミングの市場規模は、主戦場である米国で、この先、年平均で約7%成長し、2026年には30億米ドルを超えると予想されています。
AIの活用で創出される新しいデジタルサービスは次々と
いま、ビデオ会議システムは、これまでのテレワークの補助的な手段にとどまらず、離れた場所に居る人々と共同で仕事を行なうハイブリッドワークに欠かせない重要なツールとなりました。オンラインミーティングや“チャット”機能だけでなく、近年はAIを活用した新しい機能の拡充や新サービスも提供されています。
たとえば、営業担当者のセールストークをAIが分析し、顧客の傾聴度合いなどから効果的な発言や提案ができるようアドバイスするといった営業支援のサービスや、会議の内容をリアルタイムで文字おこしし、ボタン一つで要約できる機能など。企業において、コミュニケーションや情報共有の効率を高める、「コラボレーションアプリ」とも呼ばれ、DXの促進をけん引しています。
テレビ会議システムに限らず、オンラインゲームやストリーミングサービス、非接触決済や遠隔医療サービスの分野までAIの活用で創出される新しいDXサービスに今後も期待が高まります。
デジタル分野のイノベーションをリードする企業を見極め、厳選投資
DXサービスを提供しようとする企業は数多くありますが、単なるサービスの提供だけでは大きな成長は期待できません。
当ファンドは、DX分野における、“真にイノベーティブ”な企業を見極め、まだ実現していないサービスの将来性なども視野に、テクノロジーのリサーチに特化したARKの視点から銘柄選定を行ないます。
「破壊的イノベーション専門運用集団 ARK」とは
イノベーションこそが成長の源泉
ARKは「破壊的イノベーション」に特化した2014年創業の米国の運用会社です。
「未来の世界に何が起こるのか」という“Next Big Thing”を発掘し、その投資機会を投資家に提供するという確固たる信念に基づき、ARKは技術そのものを徹底的にリサーチした上で、イノベーションが変える未来から今を逆算。独自のアプローチで投資銘柄を選定していきます。
破壊的イノベーションとは…
既存事業のルールを破壊し、業界構造を劇的に変化させるようなイノベーションのこと。
ARKが考える
破壊的イノベーションの3つの条件
「ベンチャーキャピタル的な投資を上場株式市場で」という、明快なコンセプト
広範なインデックスへの投資ではイノベーションの大きな成長機会を捉えることができないと考えるARKは、ベンチマークを全く意識しない運用マネージャーです。よって、リサーチと銘柄選定においては、足もとの企業業績やバリュエーション等を評価する一般的な調査手法とは期待値や時間軸も大きく異なります。
ARKの投資コンセプトは、上場株式市場で「ベンチャーキャピタル(VC)*」的な視点で投資機会を捉えるということ。イノベーションによる将来の爆発的な成長を予測し、市場が無視または過小評価している3~5年の成長機会に着目します。もちろん大企業であっても、まだ財務諸表に現れていない戦略に着目し将来の収益インパクトから成長機会があると判断すれば投資をしていきます。
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*ベンチャーキャピタルとは、未上場のベンチャー企業に出資し、上場時などに大きなリターンを狙う投資会社のこと。銀行融資が担保と返済能力を重視するのに対し、事業と企業の将来性を精査し、場合によってはコンサルティングなども行なう。
巨大な成長が期待されるイノベーション株式
ARKは、AI(人工知能)がカタリスト(触媒)となり、5つのイノベーション・プラットフォーム上にある様々なテクノロジーが相互に融合し、次々とイノベーションを生み出していくとみています。
世界の株式市場において、破壊的イノベーション関連株式の時価総額は、2023年時点の19兆米ドルから2030年には220兆米ドルにまで成長する可能性があるとARKは試算しました。また、株式市場全体に占める割合は現在の16%から60%以上を占めるまでになると考えています。
ARK 創業者、CEO/CIO
キャシー・ウッドからのメッセージ
長期の時間軸だからこそ、変化の正しい側へ
AI(人工知能)は私たちの予想以上のスピードで進展しており、テクノロジー間の劇的なコスト低下をもたらしています。AIは私たちがリサーチと投資の中心に据えてきた5つのイノベーション・プラットフォームの融合を加速させていくでしょう。
イノベーションはあらゆる問題を解決し、世界をより素晴らしいものへと変革させていきます。ですから私は変化の正しい側に立つことは極めて重要だと考えています。
なぜなら、一般の広範なインデックス投資では、現在の時価総額の大きさに基づいたウエート付けになる傾向があるため、こうしたイノベーションの指数関数的な成長機会を速やかに取り入れることは難しいと考えるからです。また、そこには今後イノベーションにより破壊されていく銘柄も含まれているかもしれません。
一方で、私たちの運用は市場の下落局面においてはインデックスよりも大きく下落する傾向もあります。しかし私たちの視点の先にあるのは、その会社が将来どのくらいの市場を創り上げるのか、シェアを握れるのかといった未来を見た投資です。ファンドは値動きが大きくなる傾向にありますが、市場が反発するときには大きな上昇も期待できるはずだと考えています。
破壊的イノベーションに関する市場の評価はまだまだ不十分です。ですから私は、少なくとも一般的なインデックス投資との分散の観点という意味においても、資産運用にイノベーション投資を取り入れることは、長期投資家にとってこそ重要なことだと考えています。ARKは、破壊的イノベーションに特化したアクティブ運用戦略で今後も市場に挑戦をしていきます。
ARKの視点を日本の投資家の皆様へ
2017年8月、日興アセットはARKに一部出資を決定しました。当時まだ無名に近かったARKの調査・運用力、そしてその投資哲学に着目し、日本の投資家の皆さまにARKの運用力を「輸入」しようと考えた業務提携です。以来、ARKは日興アセットの戦略的パートナーとなり、協同して新たな投資ソリューションの開発などで連携を続けています。日本の個人投資家の方に向けてはARKとコラボレーションした複数のイノベーション関連の投資信託を作り運用しています。
デジタル・トランスフォーメーション株式ファンドについてもっと知りたい方へ
INNOVATION Investing
資産運用の「分からない」を「分かった」に
はじめ方が分からない、これでいいのか分からないなど、資産運用にチャレンジする人が抱きがちなあんな話やこんな話。
少しでもスッキリできるようにいろいろな話題を取り上げています。