日興アセットの考える「重点ESGテーマ」

    当社は、企業が持続的成長を実現するためには、ESG課題に積極的に取り組むことが不可欠と考えています。当社は従来から、持続的成長の実現に向けて重要なESG課題を個別企業ごとに特定し、投資意思決定に組み入れてきました。この度、多くの企業に共通して重要と考える以下のESG項目を、日興アセットの考える「重点ESGテーマ」に設定しました。「重点ESGテーマ」については、分析・評価(インテグレーション)と対話(エンゲージメント)の両面から取組みを強化して投資先企業の価値向上を後押しし、中長期的な投資リターンの拡大を目指します。



  1. E : 脱炭素社会に向けた取組み

    脱炭素社会への移行は、環境負荷低減に貢献できる技術を有する企業にとっては成長の好機となる一方、炭素税などの潜在的なコストアップや環境への配慮が不十分なことがブランド価値を毀損するリスクもはらんでおり、将来の企業価値を左右する要因として重要性が高まっています。当社はエンゲージメントを通じ、関連分野への経営リソースの適切な配分や各種リスク要因への備えなどを働きかけるとともに、これらの分析により軸足を置いた企業価値評価を行って参ります。



  2. S :人的資源と生産性

    企業の中長期的な業績や企業価値を考える上で、人的資源の活用が重要なことは言うまでもありませんが、高齢化及び人口減少の進行に伴い、その重要性は今後一段と高まることが予想されます。また、新型コロナウイルスの感染拡大を契機に「働き方」の見直しが進みましたが、そういった環境変化に対する柔軟性は、企業のサスティナビリティの向上に寄与するものと考えられます。人財戦略や人事制度、労働生産性などに重点を置いた対話・分析を深めることで、企業価値の向上を後押しして参ります。



  3. G : ガバナンスの実効性

    コーポレートガバナンス・コードの後押しもあり、日本企業のガバナンス体制面の整備は大きく進んだものと理解しています。今後は、策定された長期ビジョンや経営戦略の妥当性、それらを実現するための諸施策の実行力、その執行に対して監督・助言機能が適切に発揮されているか、など、整備・強化されたガバナンス体制の下での企業価値向上に向けた取り組みについて、積極的に対話を行って参ります。



    2021年3月31日