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2018年1月23日

Vol.1312 IMFの世界経済見通し
~2018年、2019年ともに成長率予測は上方修正

IMF(国際通貨基金)は1月22日に最新の世界経済見通しを発表しました。循環的な景気回復が勢いを強めていることなどを背景として、先進国における成長見通しが上方修正されたことなどから、2018年、2019年の世界の成長率予測は共に3.9%に上方修正されました。

先進国の成長率は、2018年は2.3%、2019年は2.2%になる見通しです。米国については、税制改革と、それに伴なう投資の拡大が経済成長を一時的に加速させるとして、2018年の成長率予測は2.7%、2019年は2.5%に上方修正しており、引き続き先進国の成長をけん引するとしています。また、米国の税制改革は、カナダやメキシコをはじめとした米国の貿易相手国に需要面でのプラスの影響を与えるとしています。ユーロ圏の成長率予測は、内外需ともに好調であることなどから、上方修正しました。日本については、外需予測の上方修正や2018年の補正予算などを背景に、2018年の成長率予測を1.2%と大きく上方修正しています。2019年の成長率についても上方修正されたものの、0.9%にとどまるとしました。

新興国については、昨年10月の見通しを据え置き、2019年にかけて成長が加速するとしています。中国については、外需が堅調との見方から2018年、2019年ともに成長率予測を上方修正しています。また、米国の需要増加の恩恵が見込まれるメキシコや、経済回復が確かなものとなりつつあるブラジルについても上方修正されました。一方、南アフリカについては、政治的な不確実性が増していることなどから、成長率予測を大きく下方修正しました。

IMFは今後のリスクとして、資産価格が高水準にあるなか、主要国で物価上昇率が高まって金融緩和の縮小ペースが想定より速まる場合、金融市場に修正が起こる可能性をあげています。また、先進国における保護主義的な政策圧力の強まりや、地政学的な緊張の高まり、複数の国での政治的な不確実性についても言及しています。

【図表】[左図]IMFの世界経済見通し、[右図]主な先進国(上)、新興国(下)の経済成長率 グラフを拡大

※上記は過去のものおよび予測であり、将来の運用成果等を約束するものではありません。

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