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2018年1月29日

Vol.1314 市場の注目を集めると期待される
高成長新興企業

日米の新興企業株式のパフォーマンスは昨年、企業業績の高い成長期待などを背景に、市場全体の値動きを上回る推移となりました。

新興企業は、一般に新しいビジネスモデルや技術などを背景に、大きく成長する可能性を秘めており、株価の上昇期待が相対的に高い傾向にあります。一方で、株式の流動性が比較的限定されることに加え、調査するアナリストが相対的に少なく、市場での注目度が低い銘柄は割安に放置されやすい傾向にあります。こうしたことから、時価総額が小さい銘柄は、大きい銘柄よりもパフォーマンスが比較的高くなりやすい傾向にあり、これは「小型株効果」と言われるアノマリー(理論的に説明できない経験則)として知られています。

新規公開された株式(IPO)の年間件数をみると、米国は、資金調達手段の多様化などから、2014年をピークに減少していましたが、昨年は好調な株式市場を背景に持ち直しました。日本は、リーマン・ショック以降、回復が続いており、昨年はリーマン・ショック後で2番目の水準となりました。今年、米国ではファイル共有サービス大手、また日本ではフリーマーケットアプリ大手のIPOが期待されており、いずれもユニコーン(企業価値10億米ドル以上の未上場企業)とみられる企業であることから、動向が注目されています。これらのIPOが成功すれば、日米の新興企業株式の上昇を後押しすると考えられます。

今後、北朝鮮などの地政学リスクが高まった場合や、米国の政策金利が予想以上に引き上げられる場合などに株式市場の変動が大きくなる可能性があります。しかし、世界景気は欧米を中心に安定した成長を続けると予想され、米国では規制緩和や法人減税などが企業業績の改善を後押しするとみられるほか、日本では新興企業株式の活況を背景に株式市場に資金流入が継続しています。こうしたことなどから、独自のビジネスモデルや技術力などを武器に高成長を続ける新興企業は、ますます市場の注目を集めると期待されます。

【図表】[左図]日米・新興企業の株価の推移、[右図]日米のIPO件数 グラフを拡大

(信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成)

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