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2018年2月26日

Vol.1323 人生100年時代の資産運用
~お金の寿命をのばして長寿化に備える~

日本人の平均寿命は年々のびており、男性は80.98年、女性は87.14年となっています(平成28年簡易生命表)。今の60歳は元気で見た目も若々しい人が多く、セカンドライフを楽しむ時間は十分ありそうですが、そこで問題となるのが、定年後の資金と考えられます。

個人によって状況は異なりますが、一般的に夫婦2人がセカンドライフを送る上で最低限必要とされる生活費に、旅行費用などゆとりある生活を送るために必要な資金を上乗せすると、月額34.8万円程度になるとみられます。一方、60歳以上の無職世帯の実収入(年金など)は平均で約20.4万円となっており、差し引き約14万円が月間不足額と推定されます(左下図)。

大卒の標準的な退職金額である約2,400万円※を60歳で受け取り、資産運用を行なわずに毎月14万円取り崩した場合、約14年で残高がゼロになってしまいます(右下図) 。一方、資産運用を行ないながら、同金額を取り崩した場合、運用開始時期や運用商品などによって異なりますが、取り崩し期間の延長が期待できます。過去データを用いてシミュレーションしてみると、バブル経済末期の90年に退職し、「日本株式、日本債券、先進国株式、先進国債券」へ均等投資したファンドに一括投資して、その後、毎月14万円ずつ取り崩した場合、残高がゼロになるのは約23年後となりました。運用期間中、国内ではバブル崩壊や金融危機、海外ではアジア通貨危機やリーマン・ショック、為替市場では急激な円高、など様々な調整局面がありましたが、長期分散投資の効果によって、取り崩し期間の延長、つまり「お金の寿命」の延長につながったと考えられます。

すでに100歳以上の人口は6万人を超えており、このまま平均寿命がのびていくと、将来は人生100年がより一般的になるとみられます。企業の定年退職が60歳から65歳へのびたものの、ゆとりあるセカンドライフのための資金を年金だけで確保するのは難しいとみられることなどから、長生きを前提にした資金の手当てが重要と考えられ、資産運用でお金の寿命をのばすことを考えてみては如何でしょうか。

※「管理・事務・技術労働者」の60歳・総合職・大卒の標準者退職金 「2016年9月度 退職金・年金に関する実態調査結果」

【図表】[左図]セカンドライフの不足金額(月額、推定)、[右図]退職金取り崩しのシミュレーション グラフを拡大

(信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成)

※上記は推定、シミュレーションであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。

  • 当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。
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