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2018年3月8日

Vol.1327 分散投資における株式の取り扱い方
~GDPの成長を見通した配分も一助となるか~

安定した資産成長をめざすための王道は分散投資と言われますが、「バランス型ファンド」に投資を行なうほかにも、単一資産に投資を行なうファンドを複数資産で組み合わせるやり方もあります。

単一資産を複数組み合わせて行なう分散投資において、投資先の資産の一つとして株式を考えた場合、個別銘柄や特定業種ではなく、市場全体に投資を行なうことが分散投資としてより有効であり、その際は、国などの配分比率を考えることが重要になると考えられます。

これは、市場全体を俯瞰した場合、投資先の各国の企業収益の見通しが、その国の経済成長期待に大きく影響を受けると考えられ、その国などの経済力とその期待値が株価のベースになるからです。そのため、経済成長「期待」が高い新興国の株価の方が、先進国より上昇しやすく、同じ国でも、経済成長「期待」が高まる時期の方が株価が上昇しやすくなると言えます。

こうした経済成長の観点からは、先進国への投資だけでなく、成長「期待」が高い新興国への投資も有効と言えます。ただし、新興国は先進国に比べ経済基盤や経済政策が不安定とみられることから、先進国に比べてリスクが高いと考えられ、世界全体に投資を行なう際には、その配分比率を検討することが肝心です。

この配分比率の目安の一つとして、世界経済に占める新興国の比率を用いる手法があります。下のグラフの様に、新興国経済は高い成長力などを背景に世界経済に占める割合を徐々に高めており、足元では3割強となっています。実際の配分比率は、投資家の収益期待や許容できる値動き幅(リスク)など、他の要素も加味する必要がありますが、おおよそ20%~30%が一つの目安となるかもしれません。

【図表】先進国/新興国の名目GDPの成長率と世界シェアの推移 グラフを拡大

※IMF「World Economic Outlook, October 2017」をもとに日興アセットマネジメントが作成

※上記は過去のものおよび予想であり、将来の運用成果等を約束するものではありません。

  • 当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。
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