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2018年3月9日

Vol.1328 経済の変化を織り込む株式市場
~ある意味、産業構造の変化に自動対応~

株式市場では、「マルチメディア」など、特定のテーマの関連銘柄が注目を集める局面がこれまで幾度となくあり、そうしたテーマが現実のものとなると収益増加が「期待」される銘柄が人気を集める傾向にあります。ただ、そのテーマの収益化は先のことであり、実現しないこともしばしばあります。

一方で、デジタル化の進展や生産性重視の経営などの社会変化はゆっくりではあるものの着実に進行し、気が付けば産業構造に大きな変化をもたらしていたケースがたびたび見られます。こうした産業構造の変化を早期に捉え、投資対象を遂次変更できるならば、高い投資収益が期待できますが、それは決して容易なものではありません。

しかしながら、世界経済(世界株式)といった大きな視点から見た場合、産業構造の変化によって収益を増加させる企業や規模を拡大させる業種があり、その存在感の高まりを認識することは可能であると考えられます。実際に下のグラフにある、世界の先進国株式で構成される指数の業種別シェアの推移を見ると、サブプライム・ローン問題やリーマン・ショックを境に、シェアを落としその後も伸び悩んでいる「金融」や、情報通信のインフラ産業である「電気通信サービス」が徐々に減少し、ソフトウェアに代表される「情報技術」のシェアが近年では拡大していることなどが分かります。こうした産業構造の変化は指数構成比の上位銘柄の変遷(左下表)でも明らかであり、現在(2017年12月末)の上位銘柄は2002年12月末の上位銘柄と大きく異なります。

このように、株式市場はその時々の産業構造の変化を織り込む傾向がありますので、株式市場全体に長期で投資を行なうことは、産業構造の変化を半ば自動的に取り込むことに繋がると考えられ、意義があると言えそうです。

【図表】世界の先進国株式指数*の上位銘柄、主要業種別シェアの変遷 グラフを拡大

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