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2018年3月16日

Vol.1329 株価バリュエーションから、
割安感がみられる日本株式

2月以降、日本株式は不安定な展開が続いており(グラフ①)、足元の株価バリュエーションは、PBR1.2倍(日経平均株価、3月14日現在)、予想PER12.8倍(同)まで低下しています(グラフ②)。

一般に、株価バリュエーションが低水準の時は、株価が割安と判断されやすいことなどから、その後の株価リターンは高くなる傾向にあるとされています。過去データを用いて、PBR・PERの水準とその後1年間の株価リターンの関係を見てみると、PBR・PERが低い時に投資したと仮定する場合、その後の株価リターンは高い傾向にあり、逆にPBR・PERが高い時は、その後の株価リターンが低い傾向にありました(グラフ③④)。

PBRは「株価÷BPS(1株当たり純資産)」、PERは「株価÷EPS(1株当たり純利益)」で計算され、株価が下落した場合や業績拡大などにより純資産や純利益が増加した場合、PBRやPERは低下します。また、投資家が重視するROE(自己資本利益率)は「EPS÷BPS」で計算され、業績拡大などによってEPSが増加する場合や、株主還元(自社株買いや配当)などによって純利益が内部留保されない場合、ROEは向上します。この3つの株価指標は、「PER=PBR÷ROE」という関係式が成り立つことから、ROEが向上すれば、PERの低下が見込まれ、株価の割安感からその後の株価リターンの向上が期待されます。

足元では、国内政治動向および、米国の保護主義的な動きや政権幹部の交代など不透明感がみられますが、日本企業のROEは2017年度に過去最高水準の10%を超える見通しに加え、足元の株価バリュエーションは過去平均と比べても低水準となっていることなどから、日本株式は投資魅力があると考えられます。

【図表】[左上図]① 日経平均株価の推移、[左下図]③ PBRと1年後株価リターン、[右上図]② 日経平均株価のPBR・予想PERの推移、[右下図]④ 予想PERと1年後株価リターン グラフを拡大

(信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成)

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