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2018年11月21日

Vol.1436 拡大する中国のNEV市場
~販売台数で世界の先端を走る~

中国の自動車市場は、17年に新車販売台数が9年連続で世界首位となり、今や世界市場の約30%を占めています。現在販売される自動車の多くはエンジン車ですが、中国政府はEV(電気自動車)やPHEV(プラグインハイブリッドカー)などの新エネルギー車(NEV)市場の育成に力を入れています。そうしたことから、中国のNEVの販売台数は17年に約78万台に達し、世界のNEV販売台数の約半分を占めるに至っています。

中国がNEVに注力する背景には、大気汚染などの環境対策に加え、政府の産業振興策が挙げられます。中国政府は、17年に「自動車産業中期発展計画」を発表し、25年に自動車強国となるために、NEVで世界トップ10に入る企業を育成する目標を掲げました。中国は新車販売台数では既に世界首位であるものの、国内自動車・部品メーカーの育成が遅れており、エンジン車では日米欧の自動車メーカーに技術・ブランド面で後塵を拝しています。そうした状況を変えるため、NEVの開発を世界に先行して進めることで、次世代自動車産業の勝ち組になろうとしています。

また、中国政府は、国産NEV普及のため、中国メーカーの電池を搭載することを条件にした、中国メーカーへの実質的な助成金に加え、NEV購入者に対する100万円程度の補助金支給や、北京・上海・深センなど大都市でナンバープレートの取得優遇(エンジン車に対して発行するナンバープレートは抽選)などの政策を実施しました。そのため、BYDや北京汽車など中国メーカーが大きなシェアを獲得しています。

来年以降、中国では、自動車メーカーが生産・販売台数の10%以上をNEVとする規制が導入され、政府は20年のNEV市場を200万台と想定しています。NEV購入者への補助金は20年にかけて段階的に撤廃されると見込まれるものの、今後は、日米欧の自動車メーカーのNEVも加わることで競争が促され、中国のNEV市場はさらに拡大すると考えられます。

【図表】[左図]世界の新車販売台数の推移、[右図]世界のNEV販売台数グラフを拡大

※上記銘柄について、売買を推奨するものでも、将来の価格の上昇または下落を示唆するものでもありません。また、当社ファンドにおける保有・非保有および将来の銘柄の組入れまたは売却を示唆・保証するものでもありません。

(OICA「左グラフ」およびEV Sales「右グラフ」のデータをもとに日興アセットマネジメントが作成)

※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。

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