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2019年4月10日

Vol.1475 高い成長期待を背景に
再び最高値に迫る米国ハイテク株

2019年に入り、投資家心理の改善を背景に米国株式が堅調に推移しています。特に、ハイテク銘柄が多いナスダック総合株価指数の反発が目立っており、足元では7,909.28ポイント(4月9日時点)と、昨年8月の最高値に迫る水準となっています。

ナスダック総合株価指数は、昨年半ば頃にかけて、ハイテク株の高い成長期待などを背景に、総じて堅調に推移していたものの、その後、米長期金利の上昇などを背景に、利益確定売りの圧力が強まったことに加え、貿易摩擦の長期化に伴なう市場環境の先行き不透明感が重石となり、大きく反落する展開となりました。

しかし、2019年に入り、米中通商協議の進展期待が高まったほか、FRB(米連邦準備制度理事会)が利上げの一時休止を示唆したことなども追い風に、投資家心理が大きく改善し、米国株式は大きく反発する展開となりました。特に、年末にかけて業績下振れ懸念などからハイテク株の下押し圧力となっていた、IT大手のアップルや、半導体関連の企業について、今年に入り、業績見通しの改善や、アナリストによる投資判断の引き上げなどが相次ぐと、ハイテク株が大きく反発する要因となりました。

こうしたハイテク株の上昇にけん引され、ナスダック総合株価指数は過去最高値に迫りつつあるものの、予想PER(株価収益率)は直近10年の平均をやや上回る程度の水準に留まっています。実際に、EPS(1株当たり利益)をみると、同指数は2020年にかけて相対的に高い利益成長が見込まれています。こうしたことから、足元の株価上昇は収益予想の拡大を伴なった、過熱感のないものと考えられます。

今後については、米中の通商協議の進展に再び先行き不透明感が拡がり、ハイテク摩擦への警戒感が強まるような場合は、ハイテク株の値動きが荒くなる可能性が考えられます。しかし、FRBがハト派的な姿勢を強め、緩和的な市場環境が見込まれるなか、革新的な技術やビジネスを生み出し続けるハイテク株は、その高い成長期待を背景に投資家に選好され、中長期的には総じて堅調に推移していくと期待されます。

【図表】[左図]米国・株価指数の推移、[右図]ナスダック総合株価指数の予想PERの推移グラフを拡大

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(信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成)

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