Raku Yomi 楽読(ラクヨミ)

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2019年4月25日

Vol.1480 ポートフォリオの運用効率を向上させ、
リターンを高めることによる効果

資産運用では、値動きの異なる資産や銘柄に「分散投資」を行なうことにより、ポートフォリオのリスク低減効果や運用効率(リスク・リターン比(R/R比))の改善が期待できます。一方で、値動きが打消しあうことにより、期待リターンも低下してしまうことがあります。この点を解消するために、先物取引などを活用して、分散投資されたポートフォリオのエクスポージャー(市場の価格変動リスクに晒される資産)を増やすことが出来れば、運用効率を保ったまま、リターンを向上させることが可能となります(左下グラフ)。

先進国債券(米・独・日・豪・英の長期国債先物へ均等投資)70%、先進国株式20%、先進国REIT10%の割合で組み入れたポートフォリオを「1倍バランス」とし、それに対して、エクスポージャーを2倍、3倍に高めたポートフォリオのシミュレーションをみてみます。長期投資では、2倍や3倍バランスは、1倍バランスに比べて値動きが大きくなるものの、1倍バランスのパフォーマンスを大幅に上回っていることが分かります(右下グラフ)。その理由として、期待リターンが大きい方が、プラスの複利効果がより働き、累積パフォーマンスが大きくなることが考えられます。例えば、毎年2%ずつ、または6%ずつ上昇すると仮定した場合、年間リターンは3倍の差ですが、10年後には前者は約22%、後者は約79%のリターンとなり、3倍以上の差となります。ただし、期待リターンが高くても、ポートフォリオが大きく下落した場合、その後、リターンを取り戻すことは難しくなります。プラスの複利効果を働きやすくさせるためには、分散投資によって運用効率を高めることで、年間リターンがマイナスになる確率を低減させることが重要となります。例えば、期待リターン10%、リスク10%のポートフォリオの場合(R/R比は1)、年間リターンがマイナスになる確率は、正規分布を前提とした場合、約16%ですが、期待リターン10%、リスク20%の場合(R/R比は0.5)、約31%となります。なお、現実には、短期的にリターンが大きくぶれることがあるものの、長期で見れば期待リターンに収れんするとされています。

こうしたことから、分散投資を行なって運用効率を向上させ、さらにエクスポージャーを増やしてリターンを高めることで、長期投資におけるパフォーマンス向上が期待できます。資産運用の「守りと攻め」を同時に行なう新しい運用手法として、こうした仕組みの投資信託をご検討されてはいかがでしょうか。

【図表】[左図]リスク・リターンの比較、[右図]パフォーマンスのシミュレーショングラフを拡大

(信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成)

※上記は過去のものおよびシミュレーションであり、将来を約束するものではありません。

  • 当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。
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