Raku Yomi 楽読(ラクヨミ)

楽しく、楽に読めるマーケットで話題のトピック(不定期)


2019年10月1日

Vol.1524 10月の金融政策、政治・経済イベント

9月は、世界的に金融緩和期待が強まるなか、ユーロ圏、米国で利下げが行なわれたことや、米中貿易協議の進展期待などから、株価は世界的に堅調に推移しました。月末にかけては、日米貿易協定の締結合意が日本株の安心材料となった一方、急浮上したトランプ米大統領の弾劾問題は、市場の懸念材料となりました。そのほか、サウジアラビアでの石油施設攻撃による地政学リスクの高まりなどを背景に、金が買われる展開となりました。

10月は、上旬に開かれる米中閣僚級協議の行方に注目が集まります。これまで状況が二転三転しながらも、足元では、トランプ米大統領が早期合意の可能性に言及し、中国当局からも友好的な発言が相次いでおり、米中両国に前向きな姿勢がみられます。今後、15日に予定される米国の対中制裁関税引き上げが見送られるなど状況改善がみられれば、市場で安心感が拡がると考えられます。

加えて、米国、ユーロ圏、日本の金融政策が注目されます。米国では、9月会合後に追加利下げ期待は幾分後退したものの、年内利下げの可能性が残るなか、今会合の内容などが注目されます。また日銀は、9月に米欧の緩和に追随せず、現状維持を決めましたが、その後、黒田総裁は利下げを含む柔軟な姿勢の意向を示す一方、超長期金利の過度な低下へのけん制発言もあり、今会合で政策修正がなされるかに関心が寄せられています。

英国では、EU(欧州連合)離脱に向けた調整が正念場を迎えます。英議会では9月、今月19日までに離脱協定が議会承認されない場合、離脱期限の3ヵ月延期要請を義務付ける法案が可決し、合意なき離脱の可能性は低下しました。ただし、EU側が英国の離脱延期要請を拒否すれば、合意なき離脱に至る可能性があります。

このほか、中旬からは、米企業の7-9月期決算発表が本格化します。4-6月期は、決算発表に先立って利益予想が引き下げられた結果、多くの企業で、利益、売上高ともに予想を上回る内容となりました。足元で、米国の個人消費は堅調が続いており、7-9月期の決算内容にどう反映されるか注目が集まります。

【図表】10月の注目される金融政策および政治・経済イベント

(信頼できると判断した情報をもとに日興アセットマネジメントが作成。スケジュールは予告なしに変更される可能性があります。)

※上記は過去のものおよび予定であり、将来を約束するものではありません。

  • 当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。
  • 投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。