Raku Yomi 楽読(ラクヨミ)

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2020年3月2日

Vol.1575 日本株式市場における「大型株<小型株」
~小型株で運用するという選択肢~

今年2月、東京証券取引所は、市場区分について、現在の5つの市場体制(東証一部、東証二部、マザーズ、JASDAQスタンダード/グロース)から2022年4月に新体制へ移行する方針を固めました。新体制では、大手企業が上場する「プライム市場」、中堅企業が上場する「スタンダード市場」、新興企業が上場する「グロース市場」(それぞれ仮称)の3市場に再編する方針となっています。市場再編によって、曖昧となっている各市場のコンセプトを明確化し、内外投資家にとって魅力あふれる市場をめざすとしています。

今後の市場再編に注目が集まる中、日本株の規模別のパフォーマンスに目を向けると、時価総額の小さな銘柄群のパフォーマンスが良好であることがわかります【グラフ左】。TOPIX採用銘柄のうち、時価総額や流動性の高い上位500銘柄で構成される「TOPIX500(以下:大型株)」と、TOPIX500を除いた銘柄で構成される「TOPIX Small(以下:小型株)」の過去20年間の推移を比較すると、小型株が大型株を大きく上回るパフォーマンスをあげており、日本株式市場における「大型株<小型株」の傾向が見られます。

資産運用の世界においては、「時価総額の小さな銘柄のパフォーマンスは、時価総額の大きな銘柄を上回りやすい」というアノマリー(経験則)が存在しており、これを「小型株効果」と呼んでいます。小型株効果が発生しやすい要因として、「小型株は大型株に比べて業績の変化が大きく、相対的に高い成長性が期待できるため」と考えられています。資産運用を行なうにあたっては、時価総額の大きな銘柄に注目が集まりがちですが、大型株よりも中長期のリターンが高い小型株に着目してみるのも有効な手段であると考えられます。

ただし、小型株は大型株に比べて流動性が低い分、リスクが高い傾向にあります。また、大型株と小型株の指数を構成する銘柄の担当アナリスト数を比較してみると、小型株を分析するアナリスト数は相対的に少なく、個別銘柄に関する情報は入手しにくいという特徴もあります【グラフ右】。そこで、小型株へ投資を行なうにあたっては、投資信託という、ファンドマネージャー(運用のプロ)が厳選した銘柄に分散投資を行なうツールを活用することが有効と考えられます。

【図表】[左図]過去20年間の規模別株価推移、[右図]担当アナリスト人数ごとの企業数の割合 グラフを拡大

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