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2020年8月5日

Vol.1622 長期投資のススメ
~「Stay Market」の重要性~

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を背景に、今年2月から3月にかけて世界の株式市場は大きく下落しました。しかしその後は、多くの国・地域で積極的な財政・金融政策が打ち出されたことなどが好感され、株式市場は大幅に反発しました。このように株式市場は、特定のイベントやそれぞれの国の政策などによって短期的には大きく変動する可能性があります。しかし、中長期的には各国の経済成長や個別企業の業績に連動した動きをする傾向にあると考えられています。

一般的に、株式などへの投資を通じて資産運用を行なう場合、「長期・分散・積立」といったキーワードがポイントとして挙げられることが多く、金融庁でも投資の基本として取り上げています。このうち、「長期」がもたらすメリットについて、世界株式の過去のリターンで見てみましょう。世界株式の投資期間別リターン【左グラフ】を見ると、投資期間が長くなるほど、リターンがマイナスとなる割合が少なくなっており、安定した収益獲得に繋がっています。こうしたリターンの安定化が、長期投資によるメリットの1つと言えます。

また、別の観点で長期投資のメリットを示したのが右グラフで、過去およそ20年間、世界株式への投資を継続した場合と、タイミングを見計らって売買した場合のリターンを比較したものです。土日などを除く5,110日間における世界株式の価格推移(①)と、各年において日次リターンが最も高い1日(合計20日分)を除いた場合(②)の価格推移を比較しています。②を見ると、リターンを取り逃したのはわずか20日分にもかかわらず、同期間での運用成果が半分程度になるなど、大きな差が生じています。当然ながら、どの日に株価が上がるかは事前に分からないため、タイミングを計って短期売買を繰り返した場合、株価が大きく上昇する日のリターンを取り逃す可能性があります。こうした事態を避けるためにも、長期で投資を行ない市場に居続けることは、資産運用において重要なポイントとなります。

コロナ禍にある現在、経済の先行き不透明感などから短期的に株価が大きく変動する可能性はあるものの、長期投資のメリットを享受するために、「Stay Market」が重要ではないでしょうか。

【図表】[左図]世界株式の投資期間別リターン、[右図]世界株式 過去およそ20年間の価格推移 グラフを拡大

※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。

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