Raku Yomi 楽読(ラクヨミ)

楽しく、楽に読めるマーケットで話題のトピック(不定期)


2014年7月23日

Vol.828 良好な不動産市況を背景に上昇が期待されるアジアREIT

アジアREITを代表するシンガポールREITと香港REITは、年初来好調なパフォーマンスとなっており、特に7月以降、世界株式が概ね横ばいで推移するなか、アジアREITは上昇を維持して推移しています。その背景として、アジアREITの成長期待の高まりと同時に、中国の成長鈍化への懸念が後退したことが挙げられます。7月に中国で発表された経済指標は、6月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が6ヵ月ぶりの高水準となり、また4‐6月期国内総生産(GDP)成長率は今年の政府目標と同水準となる前年同期比7.5%に加速するなど、良好なものが目立ちました。4月以降、景気下支え策が打たれたこともあり、中国景気への回復期待が拡がっています。

アジアREITは、小売、オフィス、ホテル、産業などの保有物件からの賃料収入を主な収益源としており、今後収益性の向上が期待されています。例えば、近年シンガポールと香港の海外(中国本土を含む)からの訪問者数は増加傾向にあり、観光客の消費拡大に伴なうショッピングモールの収益増加やホテル需要増加の恩恵を受けると考えられます。また、アジアのビジネスの中心地であるシンガポールと香港のオフィスは、旺盛な需要が絶えず、足元で空室率が低下していることに加え、供給が低水準であることに伴ない、今後の賃料上昇が見込まれます。

米国の金融政策変更が懸念材料ではありますが、先進国を中心に低金利が続く環境下、高利回り資産を求める投資家にとって、アジアREITの分配金利回りは魅力的な水準と考えられ、今後アジアの高い経済成長と良好な不動産市況の恩恵を享受しながら、更に上昇して推移することが期待されます。

【図表】[左図]シンガポールおよび香港のREIT市場の推移(2014年1月2日~2014年7月21日)、[右上図]海外(中国本土を含む)からの訪問者数(2010年~2014年*)*シンガポールは2014年4月まで、香港は2014年5月まで [右下図]主要国・地域REITの分配金利回り(2014年6月末時点)

(S&Pなど信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成)

※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。

  • 当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。
  • 投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。