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2014年9月25日

Vol.856 規模別指数から見る株式市場の値動き~先導役として期待が集まる大型株

2012年終盤から大きく上昇した日本の株式市場は、2014年以降、ウクライナを巡る地政学的リスクやアルゼンチンの債務問題などが懸念され、軟調な推移となっていましたが、足元では米国経済の回復や為替相場の円安傾向を反映し、昨年末の高値を更新しました。

株価は、需給面などの影響もさることながら、個別企業の業績評価などから形成されています。景気や外部環境が業績に与える影響は、大型株と小型株で大きく異なるため、株式市場の動きを企業の規模(時価総額)別の指数で見た場合、主役はその時々で変わります。

下のグラフは、東証株価指数(TOPIX)の時価総額などの上位30銘柄で構成されたTOPIXコア30指数と、同501番目以降の銘柄で構成されたTOPIXスモール指数の推移を示したものです。TOPIXコア30指数には、国際的に活躍する大企業や金融機関などが名を連ねており、2013年に株式市場が大きく上昇する中で先導役を務めました。これは、同時期に円安が進み、こうした企業の業績にプラスの影響を与えると期待されたことから、海外などの資金がこうした時価総額の大きい銘柄に流れ込んだことなどが主な要因と考えられます。

一方、2014年に入ると、外部要因の不透明感などから大型株は軟調な推移となりました。その間、相場の主役は逆に小型株となり、TOPIXスモール指数は堅調な推移となりました。小型株は海外からの資金の影響が相対的に小さいことに加え、高い技術や優れたサービスなどで高い競争力を有している企業が多くあることから、業績が外部環境にさほど左右されないことが評価されたものと見られます。

米国経済の回復や円安傾向から大型株は今期も好業績が継続する期待が高まっており、株価は8月後半から堅調な推移を取り戻しています。2013年の株価上昇時に見られたように、大型株は株式市場全体を大きく引き上げる先導役となり得ることから、この先、株式市場を牽引するものと期待されます。

【図表】[図]東証株価指数(TOPIX)と規模別指数の推移

(信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成)

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