サマリー

3月の前半は、米FRB(連邦準備制度理事会)によるタカ派寄りの発言、堅調な米雇用統計、ECB(欧州中央銀行)によるQE(量的緩和)縮小の可能性を受けて、米国債利回りが上昇した。その後、FRBが市場予想の通りに短期金利を引き上げたものの、よりタカ派的な姿勢を示さなかったことがきっかけとなり、米国債利回りは低下に転じた。最終的に、月末の米国債10年物利回りは前月末比で概ね横這いの2.39%となった。