KAMIYAMA Reports vol. 105

  • 「口もとに色が戻り、太眉の傾向」の化粧トレンドは、好景気への期待を示唆
  • 景気や物価が全体として上向く条件
  • 2018年は消費の回復が確かになると期待

「口もとに色が戻り、太眉の傾向」の化粧トレンドは、好景気への期待を示唆

資生堂のトップヘア&メーキャップアーティスト鈴木節子氏は、「日本女性の化粧の変遷 100 年「化粧は時代を映し出す」~時代とともに女性は変わる~」(2016 年 12 月 22 日付)のコラム(原文はコチラ)の中で、「最近では、口もとに色が戻り、太眉の傾向が続いていることより、景気の上向き傾向や好景気への期待が化粧に表れていると捉えることもできます」と分析している。なぜこのコラムを紹介したかというと、今年2月に米通信社ブルームバーグの英語記事でこの記事が取り上げられ、海外投資家の間で改めて話題になったからだ。

鈴木氏によれば、「景気が良くなると明るい色の口紅や太眉が主流となり、凛とした元気なメーキャップが流行する傾向」「逆に景気が悪くなると、眉が細くなるなど、頼りなげな冷めた表情のメーキャップが流行」するという。