サマリー

6月の米国債市場はイールドカーブがフラット化した。米FRB(連邦準備制度理事会)は0.25%の利上げを実施したが、それに伴う声明においてタカ派色が増したため、短期金利が上昇した。ECB(欧州中央銀行)は債券購入プログラムを年末までに段階的に終了する計画を示した。月末には米中間の貿易関係における緊張が高まった。結果的に、米国債の利回りは2年物が前月末比0.1%上昇の2.53%、10年物が同0.002%低下の2.86%で月を終えた。