「MSCIジャパンIMIカスタム高流動性高利回り低ボラティリティ指数」は、「高配当利回り」と「低ボラティリティ(低価格変動性)」に着目した株価指数です。同指数は、日本の株式市場に上場する銘柄(金融関連を除く)のうち、一定の市場流動性を持ち、配当利回りが相対的に高い銘柄で構成されています。また、銘柄間の相関などを考慮し、全体の値動きをある程度抑えるように銘柄の投資比率を調整した指数で、過去の推移をみると、TOPIX(東証株価指数)を上回る堅調な推移となっています。

近年、日本企業の業績が拡大傾向にあることに加え、事業の効率化などにより、手元資金が増加しているほか、株主還元積極化の動きもあり、配当総額は増加傾向にあります。また、長期金利が低水準で推移し、利回り面での魅力が増したため、高配当利回り銘柄への注目度が高まっていることが、堅調な推移につながったとみられます。さらに、高配当利回り銘柄の下値抵抗力が相対的に強いことに加え、ポートフォリオのボラティリティを低く抑えるための調整が効果を発揮しているとみられます。実際に、下記グラフ期間内における、同指数の最大下落率は、TOPIXと比較して小さくなっています。

近年、日本の株式市場は堅調な推移となっているものの、年内にも行なわれるとの観測が高まっている米国の利上げ、地政学的リスクの高まり、中国の景気後退懸念など、世界的に市場の変動性を高めるとみられる要素が多く残る状況です。今後の日本株式市場の上昇機会を捉えることを目指しつつ、市場の変動性の高まりにも備える上で、高配当利回り銘柄により構成され、かつボラティリティを低く抑えた指数へ連動するETFへの投資をご検討されてはいかがでしょうか。

TOPIXと高利回り低ボラティリティ指数の推移(2007年5月31日~2015年11月30日)

信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成

「MSCIジャパンIMIカスタム高流動性高利回り低ボラティリティ指数」に連動する投資成果をめざすETF:上場インデックスファンドMSCI日本株高配当低ボラティリティ
ETF(愛称)
(銘柄コード)
対象指数 売買単価
(2015年12月3日終値)
上場市場 売買単位 最低投資金額(概算)
上場高配当低ボラティリティ
(1399)
MSCIジャパンIMIカスタム高流動性高利回り低ボラティリティ指数 1,499円 東京証券取引所 10口 14,990円

* 最低投資金額(概算)は、2015年12月3日終値×最低売買単位。手数料などの費用は含みません。

※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。