2024年3月4日
足元で日本株式は堅調に推移しています。日経平均株価は2月22日に、米半導体大手の好決算を受け半導体関連銘柄が買われたことなどを背景に、バブル経済絶頂の1989年12月に付けた終値ベースの最高値(3万8,915円)を34年2カ月ぶりに上回り、最高値を更新しました。世界的にAI(人工知能)の活用が拡がるとの期待などを背景に、半導体などを含めた関連株がけん引役となり、日経平均株価の年初からの上げ幅は約19%となっています(3月1日現在)。
日経平均株価が最高値を更新した根底には、企業の稼ぐ力の向上があります。円安による輸出採算の改善や製品の値上げなどにより企業業績は堅調な伸びをみせており、東証プライム市場に上場する企業の2024年3月期の連結純利益は前期比13%増え3期連続で最高益を更新する見込みです。
また、企業のガバナンス改革への期待の高まりが、日本株を見直す動きを後押し、海外からの投資マネー流入につながりました。PBR(株価純資産倍率)が1倍を下回る企業に対し、東京証券取引所が2023年3月に改善要請したことなどを受けて、企業は自社株買いや政策保有株の売却などを通じて、資本効率を高める取り組みを進めており、こうした動きが評価されています。
さらに足元では、前年を上回る賃上げに踏み切る企業が出てくるなど、賃上げの機運が高まっています。今後、物価上昇を上回る賃上げによって個人消費が拡大し、さらに企業業績の向上につながる好循環が生まれるようであれば、株価の一段の上昇が期待されます。
最高値を更新した日本株式市場の成長を捉えるツールとして、日本を代表する企業225社の株式で構成される株価指数への連動をめざすETF(上場投資信託)への投資をご検討されてはいかがでしょうか。
ETF〔愛称〕 (銘柄コード) |
対象指数 | 売買単価 (2024年3月1日終値) |
上場市場 | 売買単位 | 最低投資金額(概算)* |
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上場225 〔1330〕 |
日経平均株価(日経225) | 41,500円 | 東京証券取引所 | 1口 | 41,500円 |
上場日経225(ミニ) 〔1578〕 |
日経平均株価(日経225) | 3,185円 | 東京証券取引所 | 1口 | 3,185円 |
*最低投資金額(概算)は、2024年3月1日終値×最低売買単位。手数料などの費用は含みません。
※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。