2011年10月7日
世界経済の減速懸念や欧州債務問題をめぐる不透明感の高まりなどから、リスク回避的な動きが強まったことを受け、2011年7月下旬以降、世界的に株式およびリート市場が大きく値を下げる展開となりました。オーストラリアのリート市場も、世界の株式市場などと同様に下落していましたが、8月半ば以降は持ち直しの動きをみせ、足元においても概ね底堅い推移となっています。
こうした背景には、リート価格の下落によって分配金利回りの水準が大きく上昇し、運用利回りの獲得手段として、リートに目が向けられやすくなったことなどがあると考えられます。また、そもそもリートの収益の源泉は賃料収入であり、一般の企業収益などと比較して、収益が見込みやすいといった点が、依然不透明な状態が続く金融市場において、評価された可能性があるとみられます。
こうした底堅さを示すオーストラリアのリート市場を捉える一つのツールとして、「S&P/ASX200 A-REIT指数」への連動を目的とした「ETF(上場投資信託)」の活用をご検討されてはいかがでしょうか。「S&P/ASX200 A- REIT指数」は、現在、オーストラリアREITを代表する16銘柄で構成されており、ETFを活用すれば、比較的少額からの分散投資となります。
※表中の株価指数は「S&P/ASX200指数」、REIT指数は「S&P/ASX200 A-REIT指数」
ETF(愛称) (銘柄コード) |
対象指数 | 売買単価 (2011年10月6日終値) |
売買単位 | 最低投資金額(概算)* |
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上場Aリート (1555) |
S&P/ASX200 A-REIT指数 | 766円 | 10口 | 7,660円 |
*最低投資金額(概算)は、2011年10月6日終値×最低売買単位。手数料などの費用は含みません。
(信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成)
※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。