2011年12月13日
欧州債務問題の拡がりや世界景気の減速懸念、円高などの影響により、日本の株式市場は、夏以降、下落基調が継続しました。最近では、欧州債務問題の克服に向けた危機対策の進展への期待などから、日本株式は上昇する局面もありましたが、株式市場を取り巻く環境は、依然として先行き不透明な状況にあります。
こうした外部環境において、日本株式市場では輸出関連銘柄や大型株などが敬遠されやすい一方、海外売上高比率が相対的に低く、内需関連企業を中心に業績が相対的に堅調となっている小型株が選好される動きがみられます。また、企業の持つ資産に注目し、株価が割安であるかどうかを判断する指標であるPBR(株価純資産倍率)は、TOPIX(東証株価指数)が歴史的な割安水準となる約0.90倍(12月9日現在)となる中、小型株のPBRは約0.68倍(同)と、さらに低い水準になっています。過去の動きをみると(下図)、PBRが0.7倍を下回る水準まで低下したときに、指数は底入れし、反発に転じていたことから、今後、小型株は反発に転じることが期待されます。
このように注目される小型株市場を捉えるツールとして、小型株を代表する株価指数である「TOPIX Small」への連動を目的としたETF(上場投資信託)のご活用をご検討されてはいかがでしょうか。同ETFを活用すると、比較的少額な資金で小型株への分散投資が可能になります。
ETF(愛称) (銘柄コード) |
対象指数 | 売買単価 (2011年12月6日終値) |
売買単位 | 最低投資金額(概算)* |
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上場小型 (1318) |
TOPIX Small | 865円 | 10口単位 | 8,650円 |
*最低投資金額(概算)は、2011年12月6日終値×最低売買単位。手数料などの費用は含みません。
(信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成)
※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。