先ごろ発表された1月の鉱工業生産指数(速報値)は、前月比+2.0%の95.3となり、2ヵ月連続の回復となりました。

鉱工業生産指数は、企業の生産活動の状況を示す指標で、鉱業や製造業の生産や出荷、在庫の動きを指数化したものです。同指数の過去の推移(下図)をみると同指数の上昇(下落)局面では、企業業績も上昇(下落)する傾向がみられ、生産の増減と企業業績の動きとの強い関連性がうかがえます。そのため、今回の生産活動の力強い伸びや、同時に発表された2月、3月の生産予測調査の結果において今後の堅調な伸びが示されたことからは、企業業績も回復を続けることが考えられます。足元で、国内外の景気回復期待を背景に日本の株式市場は堅調な推移となっており、今後の企業業績の回復が鮮明になれば、日本の株式市場の回復においてさらなる後押しとなることが期待されます。

こうした日本の株式市場を捉えるツールとして、日本を代表する株価指数への連動を目的としたETF(上場投資信託)のご活用をご検討されてはいかがでしょうか。ETFを活用することで、比較的少額な資金で日本の株式市場への分散投資が可能になります。

鉱工業生産指数と企業業績の推移

「日経平均株価(日経225)」「TOPIX(東証株価指数)」への連動を目的としたETF:
上場インデックスファンド225、上場インデックスファンドTOPIX
ETF(愛称)
(銘柄コード)
対象指数 売買単価
(2012年3月8日終値)
売買単位 最低投資金額(概算)
上場225
(1330)
日経平均株価(日経225) 9,930円 10口 99,300円
上場TOPIX
(1308)
TOPIX(東証株価指数) 840円 100口 84,000円

*最低投資金額(概算)は、2012年3月8日終値×最低売買単位。手数料などの費用は含みません。

(経済産業省「鉱工業指数」、財務省「法人企業統計調査」および信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成)

※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。