2012年5月25日
金融市場では、4月以降、欧州債務問題に対する懸念が強まる中、5月に入り、ギリシャのユーロ離脱への懸念やスペインの金融不安が拡がったことから、投資家のリスク回避の動きが活発化しています。世界的に株式などのリスク資産に対する売り圧力が強まり、日本株式もTOPIX(東証株価指数)が約4ヵ月ぶりに720ポイント台をつけるなど下落を余儀なくされています。
しかしながら、日本企業の業績が回復傾向にある中、最近の株価の下落によって、企業の利益や資産価値、配当といった観点から見た株価水準には割安感がみられていることに加え、相場の目先の上昇や下落基調予測のための指標である「騰落レシオ(注)」は、足元で70%を挟んだ推移となっており、株価の売られ過ぎを示しています。騰落レシオは、一定期間の値上がり銘柄数の合計を値下がり銘柄数の合計で割った指標で、一般に120%以上が「買われ過ぎ」、70%以下が「売られ過ぎ」の状態にあると言われているほか、株価に先行して、ピークやボトムを付ける傾向にあるとみられています。そのため、こうした指標などからは、今後、株式市場の底入れ機運が拡がっていくことものと期待されます。
(注)文章中の騰落レシオの数値は、TOPIX(25日移動平均)のもの
こうした日本株式の底入れ期待を捉えるツールとして、TOPIXなど日本を代表する株価指数への連動を目的とした「ETF(上場投資信託)」への投資をご検討されてはいかがでしょうか。ETFを活用することで、比較的わかりやすく手軽に投資が行なえます。
ETF(愛称) (銘柄コード) |
対象指数 | 売買単価 (2012年5月24日終値) |
売買単位 | 最低投資金額(概算)* |
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上場TOPIX (1308) |
TOPIX(東証株価指数) | 730円 | 100口 | 73,000円 |
*最低投資金額(概算)は、2012年5月24日終値×最低売買単位。手数料などの費用は含みません。
(信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成)
※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。