先頃発表された2013年3月のオーストラリアの消費者信頼感指数は、前月比+2%の110.5ポイントと大きく上昇した2月から一段と上昇し、2010年12月以来の高い水準となりました。また、楽観・悲観の分岐点とされる100ポイントを5ヵ月連続で上回るなど、消費者の景況感が着実に改善していることが確認される内容となりました。

こうした背景には、中国の景気回復など外部環境の変化に加え、オーストラリア準備銀行(RBA)によるこれまでの利下げの効果が、家計にも浸透し始めていることがあると考えられます。こうした消費者心理の好転が、GDPの5割以上を占める個人消費を持続的に押し上げるとみられることは、商業施設関連銘柄の多いオーストラリアのリート市場にとって、追い風になるものと見込まれます。加えて、足元で雇用者数は増加傾向となっており、個人消費を支える要因になると考えられるほか、オフィスを含めた物件需要の高まりや、それに伴なう賃料収入の増加につながる可能性があり、リートの収益拡大への期待を高めるものとして注目されます。

景況感の改善に伴なう消費意欲の高まりや、それを支える雇用環境の改善などが後押しとなり、収益の拡大が期待されるオーストラリアのリート市場への投資には「ETF(上場投資信託)」のご活用を検討されてはいかがでしょうか。ETFを活用することで、手軽にオーストラリアリートへの投資が可能となります。

オーストラリアリート指数および消費者信頼感指数の推移

(信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成)

円換算したS&P/ASX200 A-REIT指数への連動を目的としたETF銘柄:上場インデックスファンド豪州リート(S&P/ASX200 A-REIT)
ETF(愛称)
(銘柄コード)
対象指数 売買単価
(2013年3月27日終値)
上場市場 売買単位 最低投資金額(概算)
上場Aリート
(1555)
S&P/ASX200 A-REIT指数 1,356円 東京証券取引所 10口 13,560円

*最低投資金額(概算)は、2013年3月27日終値×最低売買単位。手数料などの費用は含みません。

※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。