三鬼商事がまとめた10月末時点の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィス空室率は、前月末比0.34ポイント改善の7.56%となりました。同空室率は9月には3年10ヵ月ぶりに7%台となりましたが、今回はさらに改善が加速していることが示されました。国内の景気回復期待や企業の業績改善などを受け、駅に近いといった利便性や耐震性などの災害対応力のあるビルが人気となっているほか、企業がオフィスを一つのビルに集約したり、現在借りている面積を増やす動きがみられたことなどが背景となっています。また、順調なオフィスビルの成約を受け、新築の募集時や契約更新時に賃料を高めに設定する動きがでていることなどで、同地区のオフィスの平均募集賃料は1年4ヵ月ぶりに前月を上回りました。

こうしたオフィス市況の改善が進むことは、Jリートの収益向上につながるほか、Jリート価格の後押しになるものと期待されます。特に、今後は新規のオフィスビルの供給量が少ない上に、新年度に向けてオフィスの移転を検討する企業が増加してくることが予想されることから、さらにオフィス市況が改善する可能性があり、Jリート市場の追い風になるものとみられます。

魅力の高まるJリート市場を捉えるツールとして、「東証REIT指数」への連動を目的とした「ETF(上場投資信託)」のご活用を検討されてはいかがでしょうか。ETFを活用することで、比較的少額な資金で投資が可能となります。

2012年6月をピークに空室率は改善傾向に/2013年は大幅に供給量が減少する見込み

(出所)左図:三鬼商事、右図:森ビル株式会社「東京23区の大規模オフィスビル 市場動向調査」 2013年10月発表分

「東証REIT指数」への連動を目的としたETF:「上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)隔月分配型」
ETF(愛称)
(銘柄コード)
対象指数 売買単価
(2013年11月12日終値)
上場市場 売買単位 最低投資金額(概算)
上場Jリート
(1345)
東証REIT指数 1,443円 東京証券取引所 100口 144,300円

*最低投資金額(概算)は、2013年11月12日終値×最低売買単位。手数料などの費用は含みません。

※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。