2014年10月24日
日本株式市場は、 欧州や中国の景気減速懸念の高まりにより、欧米の株式市場が大きく下落したことなどを背景に、10月以降、軟調な展開となっています(グラフ③)。ただし、過去の経験則に目を向けると、現在の下落局面を違った視点で捉えることができるかもしれません。
アノマリー(経験的に規則性があるものの、合理的に説明ができないこと)のひとつに、「ハロウィン効果」があります。これは、毎年10月のハロウィンの時期に株価が安くなり、その後、春にかけて株価が上昇する傾向にある、というもので、世界の多くの株式市場で見られるとされています。ヘッジファンドの換金売りが10月に出やすい、秋になり夜が長くなるにつれて人々の気持ちが不安定になり、リスク回避的になりやすいなど、理由には諸説ありますが、明確な根拠はありません。日本でも、過去20年間の株式の株価の傾向を見ると、10月末に買って、その半年後の4月末に売却した場合は、他の月に買ってその半年後に売却した場合よりもパフォーマンスが優れている傾向にありました(グラフ①)。月次騰落率の平均を見ると、10月は他の月に比べて低調なパフォーマンスとなっている(グラフ②)ことから、結果として、10月末がその後の反転を捉えるよいタイミングになることが多かったとも考えられます。
今後、経済に対する過度に悲観的な見方が後退するにつれて、持ち直しが期待される日本株式市場への投資に、ETF(上場投資信託)のご活用を検討されてはいかがでしょうか。 ETFを活用することで、比較的少額な資金で投資が可能になります。
(信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成)
ETF(愛称) (銘柄コード) |
対象指数 | 売買単価 (2014年10月23日終値) |
上場市場 | 売買単位 | 最低投資金額(概算)* |
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上場225 (1330) |
日経平均株価(日経225) | 15,520円 | 東京証券取引所 | 10口 | 155,200円 |
上場日経225(ミニ) (1578) |
日経平均株価(日経225) | 1,247円 | 東京証券取引所 | 1口 | 1,247円 |
*最低投資金額(概算)は、2014年10月23日終値×最低売買単位。手数料などの費用は含みません。
※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。