2014年11月25日
日銀は、10月末に発表した追加金融緩和策の中で、ETF(上場投資信託)の買い入れ対象として、 「JPX日経インデックス400」の追加を決定しました。
同指数は、今年1月に算出が開始された株価指数で、東京証券取引所に上場する銘柄の中から、流動性(売買代金)や規模(時価総額)に加え、株主の投資資金がどのくらい効率的に使われているかを示すROE(自己資本利益率)や、営業利益率を加味した上で選定された「投資者にとって投資魅力の高い」400銘柄で構成されています。GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)によるベンチマーク(運用指標)採用などで広く認知されるようになり、同指数に連動するETFの規模や売買高は、これまで着実な伸びをみせてきました。GPIFによるベンチマーク採用に加え、日銀が「JPX日経インデックス400」を買い入れ対象に追加したことによって、同指数への注目度は、今後、ますます高まっていくものと考えられます。また、11月25日には先物取引が開始される予定となっており、流動性の向上に寄与することが期待されています。
年初来のパフォーマンスをみると、「JPX日経インデックス400」は、国内の他の株価指数と比べ、底堅い推移となっています(下図参照)。 同指数は、相対的に高収益(高ROE)の企業で構成されており、消費税引き上げ後の厳しい環境下においても、着実に収益を上げている企業が多くみられることなどが、指数の堅調な推移につながっているとみられます。
「JPX日経インデックス400」に連動する投資成果をめざすETF(上場投資信託)を通じて、注目度増す指数への投資をご検討されてはいかがでしょうか。

(信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成)
ETF(愛称) (銘柄コード) |
対象指数 | 売買単価 (2014年11月21日終値) |
上場市場 | 売買単位 | 最低投資金額(概算)* |
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上場JPX日経400 (1592) |
JPX日経インデックス400 | 1,165円 | 東京証券取引所 | 1口 | 1,165円 |
*最低投資金額(概算)は、2014年11月21日終値×最低売買単位。手数料などの費用は含みません。
※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。