2015年7月31日
IMF(国際通貨基金)は7月9日に最新の世界経済見通しを発表し、今年4月の発表時と同様、2015年は、先進国経済が回復する一方、新興国は成長が鈍化するとの見方を示しました。足元の世界経済は、米国を中心とした先進国主導の回復が見込まれていますが、これまでの成長過程を振り返ると、成長ペースや景気の良し悪しは多くの場合、国・地域または先進国・新興国間でばらつきがあり、一様ではありませんでした。例えば、世界的な金融危機の影響で景気が悪化した2009年においては、多くの先進国がマイナス成長を余儀なくされた中、新興国は全体でプラス成長を維持し、底堅さを発揮しました。このように、世界経済は成長のけん引役となる顔ぶれを変化させながら、全体ではおおむね拡大基調を続けてきました。
こうした中、世界株式のパフォーマンスの推移をみると、2000年代初めのいわゆるITバブルの崩壊や2008年のリーマン・ショックなどを契機に大幅な調整を余儀なくされる局面もあったものの、世界経済の成長とともに株価水準を切り上げ、1987年末から2015年6月末にかけて、約8倍となりました。こうしたことを踏まえると、長い期間では、経済成長と株価には関連性があると考えられ、引き続き世界経済の拡大が見込まれる中、今後も世界株式は中長期的に上昇していくことが期待されます。
世界経済の成長を中長期的に捉えるツールとして、世界の先進国・新興国の株式から構成される株価指数への連動をめざす「ETF(上場投資信託)」への投資をご検討されてはいかがでしょうか。
*名目GDPは1980年~2020年予想(予想はIMF)
世界株価指数はMSCI ACワールド指数(配当込み、米ドルベース)
信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成
出所:IMF「World Economic Outlook, April 2015」およびIMF「World Economic Outlook Update, July 2015」
ETF(愛称) (銘柄コード) |
対象指数 | 売買単価 (2015年7月30日終値) |
上場市場 | 売買単位 | 最低投資金額(概算)* |
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上場MSCI世界株 (1554) |
MSCI ACWI ex JAPAN インデックス | 1,925円 | 東京証券取引所 | 10口 | 19,250円 |
* 最低投資金額(概算)は、2015年7月30日終値×最低売買単位。手数料などの費用は含みません。
※上記は過去のものまたは予想であり、将来の運用成果等を約束するものではありません。