
2023年11月29日から12月2日までの4日間、東京ビックサイトにて「2023国際ロボット展」が開催され、ロボティクスやその技術に着目した投資信託の設定・運用を行なう当社は、その最前線を把握すべく、各企業の出展ブースを探訪しました。
本ページでは、出展企業のご協力を得て、日興アセットの現地取材で見えたロボティクスの最新技術をお伝えします。
※五十音順に企業を掲載
※動画は日興アセットが現地取材したものであり、掲載各社の許諾を得ています。
川崎重工業
産業用ロボットのリーディングカンパニー。1969年、日本で初めて産業用ロボットの国産化に成功。白色がトレードマークです。
動画のポイント
人と一緒に働くことができる、自律走行型のサービスロボット“Nyokkey(ニョッキー)”。人と同様に双腕を持つのが特徴で、モノを持ち運んだり、ドアの開閉ができます。
キーエンス
FA(ファクトリーオートメーション)向けセンサーを主力とするメーカー。ロボティクス分野の多くの場面で重要な役割を果たすセンサーをコンサルティング営業で提供しています。
動画のポイント
人間の目のかわりに画像処理システムを活用して、製品の表面に付着した汚れや傷、変形などがないかをチェックする曲面外観検査。検査工程の自動化で生産効率化やコスト削減につながります。
THK
直動システム大手。1972年に世界に先駆けて直線運動のころがり化を実現するLMガイド(リニアモーションガイド)を製品化。
動画のポイント
直線運動を軽く、滑らかに、正確に動かすことができるTHKの「LMガイド」を取り付けることにより、工作機械、産業用ロボットは超精密な作業が可能となっています。
ハーモニック・ドライブ・システムズ
日本を代表する精密減速機メーカー。主力製品である「ハーモニックドライブ®」は産業用/人協働ロボット、手術用ロボットのアームの関節に使用されています。
動画のポイント
世界のロボット関連メーカーが実用化に向けて研究開発を進める「ヒューマノイドロボット」。同社のブースでは指の関節部分に内蔵される小型精密減速機が展示されていました。
ファナック
山梨県忍野村に本社を置くファナックは、日本を代表する世界的産業用ロボットメーカー、黄色がトレードマークです。
動画のポイント
安全柵なしで人のそばに配置できる人協働ロボットのできる領域が大きく拡大しています。EV(電気自動車)の製造ラインではバッテリー重量が1トンまで持ち運びができる産業用ロボットなどが展示されていました。
メディカロイド
兵庫県神戸市に本社を置くメディカロイドは医療用ロボットのメーカー。2013年に川崎重工業と医療分野に幅広いネットワークを持つシスメックス社の共同出資により設立されました。
動画のポイント
手術支援ロボットのhinotoriTM。8軸で構成されているオペレーションアームは人の腕のように滑らかに動き、患者の負担を軽減しながら、手術をスムーズに進めることができます。
安川電機
北九州に本社を置く安川電機は日本を代表する産業用ロボットメーカー。モーターをルーツとする同社の産業用/人協働ロボットのシリーズ名は「モーター+マン(人)」で“MOTOMAN”。青色がトレードマークです。
動画のポイント
プログラミングなしにロボットが自分で考えて作業する“自律型”ロボットの応用例(医療、農業など)が数多く展示されていました。
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