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ほど良いリスクで、ほど良いリターン
安全を重視してきたお金だから大きな値動きは避けたいところ。
そんなお悩みを持つ皆さまに、『ほど良いリスク・リターン』をもつ「スマート・ファイブ」をご紹介します。
まずは、設定来の運用実績をご覧ください。
「スマート・ファイブ」は、2013年7月に設定され、10年以上の運用実績があります。
■基準価額と純資産総額の推移
(2013年7月16日(設定日)~2023年7月14日)
※基準価額は信託報酬控除後の1万口当たりの値です。 ※税引前分配金再投資ベースは、税引前分配金を再投資したものとして計算した理論上のものである点にご留意ください。※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。
穏やかなパフォーマンスこそ、「スマート・ファイブ」の強み。
“コロナ・ショック”後においても堅調に推移しました。
■スマート・ファイブ(毎月決算型)の月間騰落率の推移
(2013年7月~2023年6月)
※上記は「スマート・ファイブ(毎月決算型)」の基準価額(税引前分配金再投資ベース)をもとに算出しています。※基準価額は信託報酬控除後の値です。※税引前分配金再投資ベースは、税引前分配金を再投資したものとして計算した理論上のものである点にご留意ください。※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。
1ヵ月毎で見ると、値動きは概ね±2%の範囲内。
コロナ・ショックで下に突き抜けた2020年3月は、当ファンドにとっても異常で特別な月でした。
■スマート・ファイブ(毎月決算型)の投資期間ごとの収益率の推移
(2013年7月末~2023年6月末)
※上記は、2013年7月末以降の各投資時点から、それぞれの保有期間において実現した収益率を掲載しています。※収益率には、手数料や税金などの費用を加味していません。※収益率は、「スマート・ファイブ(毎月決算型)」の基準価額(税引前分配金再投資ベース)を基に算出しています。※基準価額は信託報酬控除後の値です。※税引前分配金再投資ベースは、税引前分配金を再投資したものとして計算した理論上のものである点にご留意ください。※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。
1~3年という短い保有期間でも概ねプラスでしたが、5年保有していれば、マイナスの月数は「0回」という実績。
ほど良いリターンも積み重ねていけば大きな力に。長く保有すること。これも資産を増やすコツです。
こだわりの運用哲学
①こだわりの、5つの資産
スマート・ファイブは収益が期待される5つの資産をバランスよく配分しています。投資対象である5つの資産とは、「日本国債」「高金利海外債券」「グローバル高配当株式」「グローバルREIT」「金」。それぞれ魅力いっぱいの資産です。
各資産の “プロフィール” と “アピールポイント”
●プロフィール
日本国債では、超長期国債(残存期間が10年以上の国債)を中心に投資します。
●アピールポイント
為替変動リスクがなく、相対的に安定的な値動き。しっかりとインカム(利子)を獲得しつつ、資産全体のバランスを整えます。
市場混乱時のクッション役としての活躍にも期待大!
●プロフィール
高金利海外債券では、G20構成国の中から、金利水準が高いソブリン債に投資します。
●アピールポイント
相対的に高い利子収益が期待できます。
●プロフィール
グローバル高配当株式では、世界各国の配当利回りが高い株式(高配当株式)に投資を行ないます。
●アピールポイント
配当収益や株価の値上がり益が期待できます。
●プロフィール
グローバルREITでは、世界の上場不動産投信(REIT)を中心に投資を行ないます。
●アピールポイント
相対的に高い分配金利回りや、REIT価格の値上がり益が期待できます。
●プロフィール
金では、金価格への連動をめざす金ETF(金上場投信)などを通じ、金への実質的な投資を行ないます。
●アピールポイント
他の4資産とは異なる価格特性による高い分散効果とともに、金価格の値上がり益も期待できます。
市場が混乱するときなどは特に「有事の金」として評価が高まる傾向に。ピンチに「強い」頼れる資産のひとつ。
②こだわりの、「スマート・ファイブ戦略」
スマート・ファイブの5つの資産の配分は、リスクをテーマにしたルールベース。各資産の値動きのインパクトが「5資産で均等になるように」、つまり「リスクを均一に保つ」戦略です。
その後の定期的な配分変更も、人による予測ではなく、ルールベースで淡々と実施。日興アセットでは、「スマート・ファイブ戦略」と呼んでいます。
スマート・ファイブ戦略について
既存戦略
今までのバランスファンドは、 資産配分 が重要でした。
各資産のリスクよりも、配分を重視
資産を均等配分した場合
リスクの大きい資産に影響されてしまう。
VS
スマート・ファイブ戦略
それに
対して
バランスファンドは、 リスク配分 が重要に。
各資産がファンドに与えるリスクを均等に配分
リスクを均等配分した場合
リスクの大きい資産に影響されないように、債券などは人数(割合)を増やしてリスクのバランスをとる。
市況を予測するのではなく、
リスクの均一化を保つために、
配分を定期的に変更します。
リスクの軽減と安定したリターンを期待
足元のリスクを計測し見直し
市況の予測ではなく、各資産のリスク寄与が均等になるように調整。
③しっかりと市場に居続ける、これもこだわり
市場が大きく荒れた時でも、スマート・ファイブは現金などに逃げません。「スマート・ファイブ戦略」を通じて市場に居続けることがとても大事だと考えているからです。
スマート・ファイブはいくつもの市場の混乱期や上昇期を経験してきましたが、設定時からも変わらず淡々と運用を続け、ほど良いリスクでほど良いリターンを皆さまに提供してきました。
■スマート・ファイブ(毎月決算型)と各資産の推移
(2013年7月16日~2023年6月30日)
※設定日の前営業日を100として指数化
■スマート・ファイブ(毎月決算型)の資産構成比率の推移
(2013年7月末~2023年6月末)
※上段グラフの「スマート・ファイブ」は「スマート・ファイブ(毎月決算型)」の基準価額(税引前分配金再投資ベース)、各資産は当ファンドが投資対象とする投資信託(マザーファンドおよび外国籍投資信託など)の推移です。※基準価額は信託報酬控除後の値です。※税引前分配金再投資ベースは、税引前分配金を再投資したものとして計算した理論上のものである点にご留意ください。※下段グラフは、「スマート・ファイブ(毎月決算型)」の純資産総額比の値です。※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。
景気回復期待などに伴なうリスク選好局面では、グローバル高配当株式やグローバルREITの配分が高まりました。一方、リスク回避局面では日本国債などの配分が高まりましたね。
「スマート・ファイブ戦略」を通じて、市況動向に応じた配分変更が定期的に行なわれています。
■資産別年次騰落率の推移
(2013年~2023年)
※2013年は設定以降、2023年は6月末までの値です。
【上記で用いた各資産の名称】スマート5:スマート・ファイブ(毎月決算型)、世界REIT:グローバルREIT、世界株式:グローバル高配当株式、海外債券:高金利海外債券
※「スマート5」は「スマート・ファイブ(毎月決算型)」の基準価額(税引前分配金再投資ベース)、各資産は当ファンドが投資対象とする投資信託(マザーファンドおよび外国籍投資信託など)の騰落率です。※基準価額は信託報酬控除後の値です。※税引前分配金再投資ベースは、税引前分配金を再投資したものとして計算した理論上のものである点にご留意ください。※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。
年次別の騰落率でみても、ほど良いリスクとリターンであったことが分かります。
穏やかなパフォーマンス というスマート・ファイブの特徴がよく出ていますね!
スマート・ファイブ裏話
こだわりの運用哲学がつまった「スマート・ファイブ」をもっと身近に感じてもらいたい!今回は、「スマート・ファイブ」の誕生秘話やファンドに込められた想いなどを、ファンドの商品開発をリードした有賀さんにインタビューしました。
Q. スマート・ファイブの設定の背景を教えてください。
スマート・ファイブは2013年7月に設定されました。NISA制度が始まる前の年です。NISAを利用して初めて投資信託を持ってみようという方にとっては、ローリスク寄りの商品というのは需要が大きいだろうということから、商品開発のチームから運用部、営業部など当社の多くの人が関わり、多大な時間をかけて試行錯誤しながら開発されました。実は私自身も、低めのリスク特性のバランスファンドにチャレンジしたいという想いがありました。それは2008年のリーマン・ショックからの教訓です。リーマン・ショックの時、市場の急落に耐えきれず、株式ファンドを解約してしまったり、またはその後の回復に時間もかかったことから、途中で資産運用を諦めてしまう方が多く見られました。
そのことから、「将来のショック時に投資家の方が慌てて解約してしまうことがないよう、価格変動が穏やかな設計にしたい。一方、リターンが低すぎるのでは長期的な資産形成としては選ばれないだろう。」と考えていました。たくさんの人が関わり、1年以上の開発期間を経たのち、個々の資産クラスではしっかりとリスクテイクしつつも、仕上がりのリスクは小さめで安心して長期保有いただけるような、「ほど良いリスク・リターン」のバランスファンド、つまり「スマート・ファイブ」が生まれました。
リーマン・ショックからの教訓。なるほど、奥が深いです。
Q. スマート・ファイブの由来を教えてください。
各資産のリスクの寄与を均一にする商品設計にしようということは社内でもう決まっており、私たちの頭の中には、5つのお皿をもつリスクを測る天秤が賢く釣り合っている、というイメージありました。
分かりやすく、前向きなファンド名にしたいということで、当社の社員のみんなでファンド名の候補を出し合い何度も議論しながら、最終的に「5つの資産(ファイブ)を、賢く(スマートに)組み合わせたファンド」ということで、「スマート・ファイブ」となりました。
Q. ファンドの設定にあたって大変だったことはありますか。
各資産のリスクの寄与を均一にする、つまり「リスクパリティ」という考え方ですが、その魅力を納得してもらうための資料の作成に実は1年以上かかりました。「リスクパリティ」は、このファンドでは「スマート・ファイブ戦略」と言って説明していますね。
単に分散が利いていて良いんです、ということでは納得してもらえませんので、データを綿密にシミュレーションしチーム全員で何度も試行錯誤しました。あくまでもファンドマネージャーが相場を予想して配分比率を変えるのではなく、数値的なデータに基づいて機械的に淡々と決めていくことのメリットを示したり、「5資産の中でブレが大きいものは配分を少なめに、ブレが小さいものは配分を多めにする方法です」、など説明の言葉も工夫しました。
スマート・ファイブの開発には、たくさんの人が関わり、長い期間を経ていたわけですね。泣けます!
Q. スマート・ファイブは設定から10年を迎えました。これまでの振り返りをお願いします。
たくさんの方にご保有いただいており、感謝しています。スマート・ファイブは2013年7月、アベノミクスの時(緊縮財政&リフレ、消費税増)の初期に設定されました。金利が低く抑えられている中、ひとつひとつの資産のリスクはしっかりと取る必要があると考えていました。新型コロナウイルス感染拡大を経て、いままた新しい経済環境になりましたが投資対象である5つの資産を選択したことは正しかったと私たちは思っています。
特徴のある5資産を「スマート・ファイブ戦略」で淡々と。まさにじっくり保有いただけるための知恵がつまったファンドですね。
大きなショック時にも大慌てしないように、そしてみなさんが長期で市場に居続けられるようにとの想いから設計された「スマート・ファイブ」。設定当初から変わらないその運用戦略で「ほど良いリスク・リターン」を実現してきました。
ぜひこれからもたくさんの方にご愛顧いただきたいですね。
ぶれない土台に、頼れる一本
資産運用のぶれない土台には、数あるバランスファンドの中から頼れる一本を選びたいもの。