楽読Basics(ラクヨミベーシック)
▶ お金のキホン

② お金の増殖力

公開日
お金を増やすための魔法はありません。残念ながら預貯金でもほとんど増えません。お金を増やすには、利回りを高くするか、期間を長くするか、またはその両方でのチャレンジが必要です。
100万円を200万円に増やすには、20年の長期戦ができるならば4%、10年でと思うなら8%の年利回りが必要。
元本保証(=直線)で高利回りの世界は存在しません。本気でお金を増やそうと思うなら、預貯金という「直線」をあきらめ、値動きという「曲線」を受け入れることが大事。
資産運用とは、途中のストレスを受け入れる代わりに、「後から振り返った時の預貯金よりよい結果」を手に入れるという行為。

本気でお金を増やそうと思うなら、「前向きな覚悟」を持っておこう。

「よーし、お金を増やそう!」

と、思ってみてもそれって簡単なことではありません。
まずは具体的にイメージしてみるのが大切です。

お金の管理と聞いて、まず思い浮かべるのは預貯金ですが、この低金利ではただ預けているだけではほとんど変わりません。

でも、そもそもお金はそう簡単には増えてくれないもの。
増やすためには「資産運用」が必要です。
それは「利回りを高くする」か、「期間を長くする」、もしくはその両方にチャレンジすること。

たとえば100万円を200万円にしたいと思ったら。
もし20年の長期戦ができるなら、年利回りは4%。
それは長すぎ、10年で!と思うなら年8%が必要に。
どちらにしても長期にわたる資産運用が求められます。

元本保証の預貯金と違ってそこには「値動き」が発生します。
預貯金が「直線」なら、こちらは「曲線」。
どんな低リスクな商品を選んでも、日々上がったり下がったりという値動きは避けられません。

つまり、年4%といっても、毎年そのように運用できるわけではないのです。
それでも「『平均で4%』なら期待できるかも」と日々の値動きのストレスに耐えていく。
そういった「前向きな覚悟」が大事になるのです。

そのストレスを受け入れて、10年、20年の長い運用期間が終わったときに「振り返ってみたら預貯金よりよい結果になった」となること。
資産運用はそういうものだ、ととらえて前向きに取り組んでいきたいですね。


資産運用に役立つ情報をお届けします。