投信ノ心得
投信ノ心得10
マザーが大きいと運用が安定
大きくてどっしり構えたお母さん。
安定感がありますね。
これ、実は投信の話。
投信を運用するときの仕組みの一つに「ファミリーファンド方式」というものがあります。
この方式は「マザーファンド」と「ベビーファンド」の二つで成り立っています。
投資家の皆さんが購入するのはベビーファンドと呼ばれる投信。
そして、そのベビーファンドの資金をマザーファンドに投資をして運用しています。
なぜそんな面倒な仕組みを使っているの?と思うかもしれませんが、その理由はいろいろなベビーファンドが同じマザーファンドに投資をすることで、効率的に運用できるから。
いろいろなベビーファンドの資金が集まってマザーファンドの規模が大きくなれば、マザーファンドでかかる株式などの売買のコストなどを相対的に小さくすることができます。
そのため、規模の大きなマザーファンドを利用しているなら、例えベビーファンドの純資産総額が小さくても安定した運用ができるというわけです。
だから、「純資産総額が小さな投信はきちんと運用ができるか不安」と思ったら、そのファンドがどんな形で運用されているのかもチェックするのがよいでしょう。