投信ノ心得
投信ノ心得21
投資信託なら1本でも分散投資
体によさそうだから…という理由だけでマルチビタミンなどのサプリを複数飲むのは考え物。
ちゃんと成分や効能が重複しないか、足りないものはないか確認しますよね?
投資信託も同じように要チェックです!
投資信託を10本、20本と買っている人、いませんか?
こだわって選んでいるなら言うことなし。
ただ、「分散投資」のために同じようなものを買っているなら要注意です。
投資信託は、いくつかの株式や債券を一つの箱に入れた「パッケージ商品」。
たとえば株式に投資する投資信託なら、30銘柄や50銘柄の株式が1本の投資信託の中にすでに入っているということ。
つまり、投資信託を1本持つだけでも「分散投資」はある程度達成できているといえます。
たとえば、「株式1銘柄」と「株式ファンド1本」、「債券1銘柄」と「債券ファンド1本」を比べると、パッケージ商品である投資信託の方が、複数の銘柄に分散投資している分だけリスクは抑えられやすいといえそうです。
しかし、株式や債券といった一つの資産に集中投資をしている場合はちょっと気を付けて。
なぜなら「銘柄の分散」はできても、「資産の分散」は効いていないからです。
この場合は、持っている投資信託の投資対象に注目して、それが重ならないように組み合わせを考えてみるのが有効です。
もちろん、同じ資産でもテーマや銘柄選びの方法が違えば組み合わせてみるのも良さそうです。
組み合わせを考えるのが面倒なら、複数の資産を組み合わせたバランスファンドを使うのもいいですね。