投信ノ心得
投信ノ心得27
コストでパフォーマンスは測れない

投信を選ぶ際にコストを重視する方が増えています。
でも「コストだけ」にこだわりすぎるのはちょっと待って。
投信だって「中身で勝負!」が大切です。
インデックスファンドをはじめ、投信の低コスト化が進んでいることもあり、「コストが低いもの」を投信選びの基準にしているという人は多いと思います。
しかし、「コストが低い」と「パフォーマンスがイイ」はイコールではないことを忘れてはいけません。
信託報酬などのコストが低いということは、運用をしていくときの固定費が低いともいえます。
そのため、コストが低ければ、それだけパフォ―マンスを押し下げる要因は減るということはいえます。
ただ、コストはパフォーマンスを構成するときの一つの要因でしかありません。
そして、何に投資をしているかや、どんな運用手法をとっているかといったことの方が、投信のパフォーマンスには大きな影響を与えます。
つまり「コストが高くてもパフォーマンスがイイ」投信もあれば、その逆で「コストが低くてもパフォーマンスが悪い」投信もある、ということです。
パフォーマンスを測るときに見られる基準価額自体が、コストを差し引かれたうえで計算されているということを考えると確かにコストも大切です。
しかし、運用成果にこだわるならコストではなくパフォーマンスにもっと目を向けた方がいいのかもしれません。