投信ノ心得

投信ノ心得29
運用中の利益には税金がかからない

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新NISAで改めて注目されている「投資にかかる税金」ですが、投信はそもそも税金面で工夫された金融商品だってご存じですか?
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個人が株式の売買をすると税金がかかることをご存じですか?
では、投信の場合はどうなのでしょうか。

もしも、運用中の「投信の中」での株式などの売買による利益で課税され、さらに投資家が、その投信を売却するときなどにも課税されるとしたら、投資家は二重に税金を負担することに。
これでは不利になりますよね。

そのため投信では、「投信の中」で売買して発生した利益に対しては非課税ということになっています。

ただし、「投信の中」では全く税金がかからないという訳ではありません。

たとえば、運用のためのコスト(投信から差し引く信託報酬や株式など資産の売買手数料)には消費税がかかりますし、投資する国によっては利益に対して課税がされる場合も。

ですから投資家が投信で税金のことを実感するのは、保有中ではなく、「投信を買うときと売るとき」ということになります。

新NISAが始まり「投資にかかる税金」が改めて注目されていますが、「そもそも投信は税金の面で工夫された金融商品である」ことを押さえたうえで、さらに上手に活用していきたいですね。


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