その分配金は「普通」ですか？
それとも「特別」？
え、それってなんのこと？
「特別」ってよさそうに聞こえるけれど…？
という人は、今回の心得要チェック！

投信の決算のたびに、それぞれの方針に基づいて支払われるお金、「分配金」。
この分配金は、投信の資産を取り崩して支払われるものですが、2種類あることはご存知でしょうか。

それは「普通分配金」と「特別分配金」。
税金の扱われ方が違うところがポイントです。

普通分配金は、元本に対して「プラス（利益）になっている部分」が払い戻されるもので、「課税の対象」となります。

特別分配金は、元本払戻金ともいわれ、元本に対して「プラスになっていない部分」が払い戻されるもので、「非課税扱い」となります。

投信から支払われるときには区別されていませんが、一人ひとりの口座の中ではどちらになるのか計算されます。

その投信にいついくら投資したか、これまで分配金をいくら受け取ったかによって、プラスになる割合は変わってきます。

そのため、分配金の一部または全部が普通分配金と特別分配金のどちらになるかは、投資家一人ひとりによって変わってきます。

こうした分配金の種類も知ったうえで、分配金とはうまく付き合っていくのが大切かもしれません。