調査ファイル #5
Tracers S&P500配当貴族インデックス(米国株式)
2022年、どうだったの?
なんだか冴えなかった2022年、配当貴族はどうだったの?
誰かキッチリ教えてくださいよ!
調査報告
S&P500配当貴族指数も下がったんですって。でも、びっくりするほどじゃなかったんですって。
日興アセット 非公式キャラクター |
青い人 |
利上げ!!インフレ!!
まぁ2022年は、いろいろ言われてましたけど、皆さんはいかがでしたか?そして、S&P500配当貴族指数は、どうだったんでしょ?
日興アセット 資産運用サポート部 |
石川 絵里 |
確かに、S&P500配当貴族指数の値動き、気になりますよね?
はっ!日興アセット、チームTracersの石川さん!そーそー。気になるのに、ニュースでも話題にならないしー。
それじゃあ、まずは2022年の動きを振り返ってみましょうか。
為替相場が結構動いた年だったので、ここでは分かりやすく、米ドルベースの動きを紹介しますね。
おっけー!
2022年 1年間の各指数の推移(2021年12月31日~2022年12月30日、日次)
※各指数の価格特性の比較を目的とするため、米ドルベースの指数を使用
期間:2021年12月31日~2022年12月30日●S&P500配当貴族指数(税引後配当込み、米ドルベース)の算出開始日は2014年5月1日です。なお、算出開始日前のデータは、算出開始日における算出要領に基づき当該指数の開発元が試算した値であり、指数の実際のパフォーマンスではありません。●「S&P500配当貴族指数(税引後配当込み、米ドルベース)」はあくまで参考情報であり、当ファンドのベンチマークではありません。また、S&P500指数およびNASDAQ100指数は参考として掲載したものであり、当ファンドのベンチマークではありません。●信頼できると判断した情報をもとに日興アセットマネジメントが作成●上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。
2022年は、米国の株式市場全体を表すS&P500指数や、ハイテク株の比率が高いNASDAQ100指数が大きく下げたことは、何となく知ってますか?
もちです!
S&P500配当貴族指数も下げたんだけど、下げ幅は相対的には小さかったんです。
へー、米国株って言っても、かなり違うもんなのね。なんでS&P500配当貴族指数ってそんなに下がらなかったの?
その理由は、指数に採用されている企業の共通点に秘密があるんです。
S&P500配当貴族指数に採用されるのは、25年以上にわたって増配を続けている企業なんだけど、配当を続けるには安定した利益が必要ですよね?
だからこうした企業には、新規参入障壁の高さから事業が安定していたり、成熟したビジネスモデルを持っていたり、株主還元を重視していたりと、いろいろな共通点が挙げられます。
※25年以上連続で増配している企業の数が一定数を下回った場合には、連続増配年数が25年に満たない企業の株式も構成銘柄に追加される場合があります。
なるほど。事業が安定してるから、配当が続けられる。配当が続けられるってことは、事業が安定していることの証って感じなのかな。
指数に入っている企業が違うんだから、S&P500指数とは値動きも違う。言われてみれば、そりゃそうだって感じだね。
だとするとー、2022年のS&P500配当貴族指数の下げが小さかったのは、たまたまではないぞ、ってこと?
そうですね。過去の動きを見てみると、S&P500指数が下がった年の落ち込み方は小さかったということは言えそうです。
S&P500指数とS&P500配当貴族指数の年間騰落率
※両指数の価格特性の比較を目的とするため、米ドルベースの年次騰落率を使用
期間:2000年~2022年●S&P500配当貴族指数(税引後配当込み、米ドルベース)の算出開始日は2014年5月1日です。なお、算出開始日前のデータは、算出開始日における算出要領に基づき当該指数の開発元が試算した値であり、指数の実際のパフォーマンスではありません。●「S&P500配当貴族指数(税引後配当込み、米ドルベース)」はあくまで参考情報であり、当ファンドのベンチマークではありません。また、S&P500指数は参考として掲載したものであり、当ファンドのベンチマークではありません。●信頼できると判断した情報をもとに日興アセットマネジメントが作成●上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。
おぉ本当だ。S&P500指数が下げた年の落ち込みが小さい、「下げ強系!」ってこと?じゃあ、逆の場合はどうなのよ?
S&P500指数が上がるようなときは、それと同じくらい上がってきたと言えますかね。あくまでも過去の結果でしかないので参考にしかならないけど、投資のヒントにはなるんじゃないかな。
あー、グラフ見てもS&P500指数が上がってるのに配当貴族指数が下がってる年も一年だけあるねぇ。確かに、IT株が「爆上げー」なんて時は、さすがに置いていかれそうだし、こればかりは分からないよね。
とにかく、2023年はどの指数も頑張れ!って感じ。いい年になるといいなー。
今日は解説してくれてありがとう。また分からないことあったら、石川さん呼ぶけどいい?
もちろん!分からないことや知りたいことがあったら、いつでも聞いてくださいね。
じゃまたねー。