Tracers S&P500ゴールドプラス

米国株式と金の相乗効果で基準価額は設定来高値圏に

トランプ政権の誕生以降、株式を中心に世界の金融市場が大きな変動を経験しています。しかし、こうした市場環境においても、当ファンド「Tracers S&P500ゴールドプラス」の基準価額は、設定来の最高値を更新しています。このページでは、米国株式と金を実質的な投資対象とするファンドの概要と運用状況についてご紹介します。

Tracers S&P500ゴールドプラス

ファンドの概要

米国株式と金に100%ずつ投資

当ファンドの投資対象は、長期的な成長が期待される米国株式(S&P500指数)と、リスク分散効果が見込まれる金の2つの資産。先物取引を活用し、それぞれに100%ずつ投資することで、投資元本の約200%に相当する成果をめざしています。例えば1万円を投資すれば、実質的に米国株式と金に1万円ずつ(合計2万円)投資しているのと同様の投資成果が期待できるのが、当ファンドの最大の特徴といえます。

上記は当ファンドの資産配分のイメージです。米国株式では、マザーファンドならびに米国の指数先物取引を投資対象とします。米国株式および金への投資には主に先物取引を活用します。米国の指数先物取引および金先物取引においては、買建額に対する為替変動の影響がなく、為替変動の影響を受けるのは主に評価損益分と外貨建て証拠金となります。このほか、米国株式の現物投資部分は実質的に為替変動の影響を受けます。米国の指数先物取引および金先物取引に投資する場合、先物取引の仕組みにより為替変動の影響が限定的となることから、為替が円安となる局面での為替差益も限定的となります。実際の運用は、純資産総額の合計が200%とならない場合があります。また、資産ごとの比率も変動する可能性があります。

設定来の動き

米国株式が足踏みする中、設定来の最高値圏で推移

当ファンドは、2022年8月の設定以来、2年9ヵ月で基準価額が約2.5倍に上昇しました。2024年7、8月と2025年4月には大きな下落を経験したものの、その後は回復し、現在は再び最高値圏で推移しています。

<当ファンドの基準価額の推移>
期間:2022年8月31日(設定日)~2025年5月30日

S&P500指数は、税引後配当込み、円換算ベース。金先物は、ブルームバーグ金サブ指数(エクセスリターンベース、米ドルベース)。基準価額は信託報酬控除後の値です。エクセスリターンとは、先物取引のロールオーバーなどを考慮したものです。金先物は米ドルで決済される先物取引を活用しますが、買建額に対する為替変動の影響がないことから米ドルベースを掲載しています。なお、実際の金先物取引では、評価損益分や外貨建て証拠金については為替変動の影響を受けます。上記指数は、当ファンドのベンチマークではありません。信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成。上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。

当ファンドが米国株式や金を上回るパフォーマンスをあげられている要因は、より効率的な運用をめざして設計されたファンドの仕組みにあります。例えば、米国株式と金に50%ずつ投資するようなバランスファンドの場合、その値動きは「両資産の騰落率の平均」になります。一方、当ファンドの場合は、米国株式と金の両方にそれぞれ100%相当を投資するため、その値動きは「両資産の騰落率の合計」に近いものとなります。
こうしたレバレッジを活かした仕組みのため、当ファンドの基準価額の振れ幅は大きくなる傾向があります。しかし、当ファンドが誕生して以来、米国株式と金はともに上昇傾向にあったことから、当ファンドの月次騰落率は33ヵ月中26ヵ月でプラスを記録するという、良好な成果をあげています

<当ファンドの基準価額の月次騰落率>
期間:2022年9月~2025年5月、ハイライトの月:当ファンドがプラスの月


S&P500指数は、税引後配当込み、円換算ベース。金先物は、ブルームバーグ金サブ指数(エクセスリターンベース、米ドルベース)。基準価額は信託報酬控除後の値です。金先物は米ドルで決済される先物取引を活用しますが、買建額に対する為替変動の影響がないことから米ドルベースを掲載しています。なお、実際の金先物取引では、評価損益分や外貨建て証拠金については為替変動の影響を受けます。上記指数は、当ファンドのベンチマークではありません。信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成。上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。

足元の状況

米国株式の軟調を金の上昇がカバー

世界経済をけん引し、多くの有力企業を擁する米国は、資産運用の観点からも有望な投資先とされています。一方、金は、市場に不安が広がる局面で選好されやすい資産であり、近年ではインフレ懸念や地政学的リスクの高まりを背景に、投資家の関心が高まっています。このように異なる特性を持つ米国株式と金は、いずれも長期的に上昇傾向を示しており、資産形成における投資対象の有力な選択肢として注目されています。

<S&P500指数と金先物の推移>
期間:1998年12月末~2025年5月末

S&P500指数は、税引後配当込み、円換算ベース。金先物は、ブルームバーグ金サブ指数(エクセスリターンベース、米ドルベース)。上記指数は、当ファンドのベンチマークではありません。信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成。上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。

2025年は、米国による相互関税政策をめぐる不透明感の高まりから、世界経済の減速リスクが意識される状況となっています。このような環境下において米国株式は軟調に推移し、S&P500指数はトランプ大統領の再就任(2025年1月20日)時点の水準を回復できていません。一方、安全資産とされる金には、リスク回避の資金が流入し、上昇基調を維持しています。
4月初旬には、「トランプ関税ショック」とも呼ばれる急落が発生しましたが、その後の反発を受けて、当ファンドは設定来の最高値圏で推移しています

※金の動向については、楽読Vol.2095「世界銀行が金価格見通しを一段と引き上げ」をご覧ください。

<2025年の当ファンドの基準価額の推移>
期間:2024年12月30日~2025年5月30日


S&P500指数は、税引後配当込み、円換算ベース。金先物は、ブルームバーグ金サブ指数(エクセスリターンベース、米ドルベース)。基準価額は信託報酬控除後の値です。金先物は米ドルで決済される先物取引を活用しますが、買建額に対する為替変動の影響がないことから米ドルベースを掲載しています。なお、実際の金先物取引では、評価損益分や外貨建て証拠金については為替変動の影響を受けます。上記指数は、当ファンドのベンチマークではありません。信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成。上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。

良好なパフォーマンス

長期資産形成にダブルのエンジンを

当ファンドは、米国株式や金に単独で投資する場合と比べてリスクは高いものの、高いリターンを実現してきました。そして、その良好なパフォーマンスに対する投資家からの関心が高まったことで、2024年後半以降は、純資産総額も大きく増加しています。

<当ファンドの基準価額と純資産総額の推移>
期間:2022年8月31日(設定日)~2025年5月30日

基準価額は信託報酬控除後の1万口当たりの値です。上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。

2024年7、8月の株式市場の急落や、2025年4月の金融市場の混乱など、この1年の間にも投資環境は大きく揺れ動きました。こうした局面では、不安を感じた投資家の方は多く、また、今後も市場の大きな変動は避けられないと見られています。その一方で、中長期的な米国株式の成長力や、安全資産としての金への需要に期待する方は多いのではないでしょうか。

米国株式と金に50%ずつではなく、それぞれに純資産総額の100%相当を投資する投資信託ならではの仕組みが特徴の「Tracers S&P500ゴールドプラス」。設定以来、当ファンドのこうした仕組みは運用成果にプラスの作用をもたらしてきました。「資産形成のエンジン役として米国株式をポートフォリオの中心に据えつつ、相性の良い資産を組み合わせたい」とお考えの方にとって、これからも当ファンドは有力な選択肢の一つになると考えています。

米国株式(S&P500指数)とゴールドに100%ずつ投資する

Tracers S&P500ゴールドプラス

ファンドの特色

  1. 米国株式および金に分散投資を行ない、収益の獲得をめざします。
  2. 先物取引を積極的に活用し、信託財産の純資産総額の200%相当額の投資を行ないます。
  3. 購入時手数料はかかりません。
市況動向および資金動向などにより、上記のような運用が行なえない場合があります。

基準価額変動リスクの大きいファンドですので、ご投資の際には慎重にご判断ください。

指数の著作権等について

●S&P500指数
S&P500指数はS&P Dow Jones Indices LLCまたはその関連会社(「SPDJI」)の商品であり、これの使用ライセンスが日興アセットマネジメント株式会社に付与されています。S&P®、S&P500®、US 500、The 500、iBoxx®、iTraxx®およびCDX®は、S&P Global, Inc.またはその関連会社(「S&P」)の商標です。Dow Jones®は、Dow Jones Trademark Holdings LLC(「Dow Jones」)の登録商標です。これらの商標の使用ライセンスはSPDJIに付与されており、日興アセットマネジメント株式会社に対し一定の目的でサブライセンスされています。当ファンドは、SPDJI、Dow Jones、S&P、それらの各関連会社によって後援、推奨、販売、または販売促進されているものではなく、これらのいずれの関係者も、かかる商品への投資の妥当性に関するいかなる表明も行わず、S&P500指数のいかなる過誤、遺漏、または中断に対しても一切責任を負いません。

●上記指数以外で当資料で使用した指数
当ページに示す各指数の著作権等の知的財産権その他一切の権利は、各指数の算出元または公表元に帰属します。

2025/06/10 作成

免責事項

日興アセットマネジメントが運営する本サイトのご利用は、利用者自身の責任のもとで行なってください。日興アセットマネジメントは、本サイトをご利用中に生じた、いかなる損害についても責任を負いません。

著作権

本サイト上のレイアウト、デザインおよび構造などに関する著作権は、日興アセットマネジメントに帰属します。本サイトの一部、または全部を、著作権法を含む適用される法律の範囲を超えて、無断で複写、転写、ファイル化することを禁じます。

日興アセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第368号  加入協会:一般社団法人 投資信託協会、一般社団法人 日本投資顧問業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会

Copyright© Nikko Asset Management Co., Ltd. All Rights Reserved.

YOUR GOALS, OUR COMMITMENT すべてはお客様のために