楽読Basics(ラクヨミベーシック)
▶ 投信の仕組み

❷ 口数(くちすう)って何?

公開日
投資信託の取引単位は「口数」であらわします。購入時の口数が気になるところですが、これって損得に関係するんでしょうか?
新しく作られた投信は通常1口=1円で運用をスタートし、運用の成果により1口の値段が変動していきます。こうして日々値動きする投信の値段は「基準価額」といい、通常1万口当たりで表記されます。
例えば100万円で基準価額10,000円の投信を買った人は、100万口を取得します。もし基準価額5,000円の投信だったなら2倍の口数200万口となります。
取得時の口数の多い・少ないに注目しがちですが、ここで大事なことは、それ自体には「損得」の意味がないということ。口数が多く買えるからお得、というのは間違いです。
買い増したり一部解約したり、決算時に出た分配金を自動的に繰り戻す(分配金再投資といいます)ことをしない限り、口数は変わりません。一方、投信の時価である「基準価額」は毎日変わります。
変わらない「口数」に、日々変わる「基準価額」。その掛け算が日々変動する投信の時価評価です。「購入時の基準価額がその後どれだけ上がるか」──ただそれだけが運用成果を左右するのであって、変わらない取得口数はあくまで計算上の要素でしかないのです。

いっぱい買えたらお得?…ではありません!正しく知ろう、口数のこと!

「同じお金で多く買えると、お得!」って感じますよね。
でもこれ、投資信託は違います。

投信の取引単位は「口数(くちすう)」であらわし、購入明細には口数が書かれています。
この口数、損得に関係するんでしょうか?
同じ予算なら口数が多く買える投信がお得なの?

投資信託を新しく設定すると、通常1口=1円で運用をスタートし、運用の成果により1口の値段が変動していきます。
こうして日々値動きする投信の値段は「基準価額」といい、通常1万口当たりで表記されます。

例えば100万円の予算で投信を買おうとした場合、今の基準価額によって購入できる口数が変わります。
基準価額10,000円の投信なら100万口、基準価額5,000円の投信なら2倍の200万口取得できます。

2倍も買えるなんてお得!と思ってしまいそうですが、実は取得時の口数の多い・少ないには「損得」の意味がありません。
投信積立を 長く行なう場合に、取得口数のより早い増加が後に有効に働く場合もありますが、購入したその時の口数の多い・少ない自体に「お得」などの意味はありません。

買い増したり一部解約したり、決算時に出た分配金を自動的に繰り戻す(分配金再投資と言います)ことをしない限り、購入したときの口数は変わりません。
一方、投信の時価である「基準価額」は毎日変わります。

基準価額が日々変わるということは、自分の購入した投資信託の評価額も日々変わるということ。
ここでその損益を把握するために必要になるのが口数なのです。

変わらない「口数」に、日々変わる「基準価額」。その掛け算が日々変動する投信の時価評価です。

「購入時の基準価額がその後どれだけ上がるか」
ただそれだけが運用成果を左右するのであって、変わらない取得口数はあくまで計算上の要素でしかないのです。


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